東工大海外旅行研究所
☑この記事でハロン湾クルーズの相場が分かります!
はじめに
ベトナムが誇る世界自然遺産であるハロン湾。首都ハノイからバスで2時間ほどのところに位置し、多くのハロン湾行ツアーが組まれています。
日本のサイトでハロン湾クルーズについて調べると、相場はおよそ1万円と書かれていることが多いですね。
大手旅行会社のJTBやHISのオプショナルツアーだと、たしかに1万円~2万円で組まれていますね。
しかしながら実際にKlookなどの旅行アプリで値段を調べてみると、
4000円と書かれているツアーや、5000円など、ありえないほど安いツアーがいくつも登場します。
しかも、それらのツアーは昼食付であり洞窟探訪付きであり、特典が多く付随しています。
本当に4000円や5000円代で十分な観光ができるのでしょうか。
実際に筆者は2024年夏に5200円のハノン湾クルーズ(ハノイ発一日)のツアーに参加してきました。
ツアーの内容や注意点をまとめたのでぜひご覧になってください。
klookで予約
koolkで予約しました。値段は5000円。結論から言うと、非常に満足したツアーになりました。値段の安さと言いサービス精神と言い、かなり完璧でいい一日を過ごせました。
一方で注意点やサービスの中途半端さもあるので、しっかりとお伝えしていきます。
ツアーの詳細はこんな感じです↓
・海鮮の昼食付
・洞窟ツアー
・ティートップ島の砂浜、展望台に立ち寄れる
・19時ごろハノイに戻る
まずは待ち合わせから。
ハノイ歌劇場での待ち合わせをしなければなりませんが、歌劇場にはすでに沢山のバスがいて、どのバスか正直分かりませんでした。
前日に予約確認のメールは届いてはいましたが、バスの詳細やピックアップ方法は言及されておらず、一抹の不安が残った状態でのスタートとなりました。
結局、沢山いる受付の人に、我々の名前があるかどうかを確認しまくって、ようやくたどり着いたという感じです。
このあたりはやはりサービスの悪さが露呈してしまっているといえるでしょう。
ハロン湾へ
8:40分にピックアップを終えたら、ようやくハロン湾に出発します。
ここでよかったのが途中のサービスエリアで休憩をとれたことです。
20分もの十分な時間が確保されているので、トイレの心配などもなく誰でも安心してバスに乗車できるでしょう。
SAのトイレもきれいだったので、問題ありませんでした。ドリンクを飲んで休憩もとれました。
バスの座席はゆとりがあり、さらにはペットボトルまでもらえたので、うれしいサービス。
ただし、ここで問題になったのが、言語の問題です。
残念ながら、日本語が話せるツアーは10000円以上するものです。
4000円、5000円クラスになると、ベトナム語か英語でのみの対応となり、リスニング能力がないと、かなり聞き逃してしまうことが多くなってしまいます。
英語で集合時間や、ハノン湾での注意事項が言われるので、聞き逃すのはかなり危険です。
英語が得意な人は激安ツアーで問題ありませんが、そうでない人は10000円の日本語でのツアーを予約するのをお勧めします。
船に搭乗
ハロンに着いたらまず初めに真珠のショッピングモールに通されます。
ここで買い物をさせられますが、高いものも多く、正直何も買わなくても、まだ安いお土産を買えるチャンスがあるので、心配しなくて大丈夫です。
ショッピングモールを経由した後は、乗船できる巨大な施設に行き、チケットをツアーガイドからもらいます。
そのあとに桟橋に向かい、いよいよ乗船です。
このあたりの流れはスムーズで、英語さえ話せれば激安ツアーでも問題ありません。
食事
いよいよ食事の時間です。
船の一階部分が食事をとれるエリアになっています。
ここで激安ツアーならではの問題で、人数が少ないグループは相席になってしまうという問題です。
私はサークルの先輩二人と旅行しましたが、インド人の四人組と相席になり、同行者は気まずい思いをしてきました。
大皿から分けて取り合うのでコミュニケーションを頑張ってとる必要があります。
こんな感じでたくさんの魚介料理が運ばれてきます。
やはり相席が気になる人は激安ツアーに参加するのを見送るべきであるとは思います。どんな客に囲まれるかはわからないので……
魚以外にもスープや春巻きなど料理の質には文句はありません。
食事が終わたら、自由に船内を歩き回ってしまって大丈夫です。我々は三階のデッキに行き、ハロン湾の島々を眺めていました。
ここからお楽しみのハロン湾のツアーが始まります。
①洞窟へ
まずはじめにサンショット洞窟に向かいました。ハロン湾内で最大の洞窟で、きれいな洞内のかたちや地形が楽しめます。
島付近では独特な地形がみられます。
洞窟の入り口はかなり標高の高いところにあるので体力が削られます。
激安ツアーでもしっかりと添乗員が案内してくれるので、問題点は何も感じませんでした。
②カヤック体験
つぎにカヤック体験が待っていました。
カヤック体験は、多くのツアーに組み込まれているのですが、時間はおよそ40分ほどでかなり十分でした。
添乗員も丁寧だったので、言語の問題さえなければ存分に激安ツアーでも楽しめるといえるでしょう。
③ティートップ島
最後にティートップ島での砂浜、展望台の観光です。
ティートップ島ではおよそ1時間が確保されました。
ここでは自由見学という形で、ストレスなく楽しめました。
激安ツアーでもそうでないツアーでも、内容は変わらないと思うので、私は激安ツアーを断然お勧めします。
展望台ではこのような絶景を楽しめます。
④サプライズの船上パーティー
帰路、突然、添乗員から船上でパーティーをするといわれ屋上へ。
ワインをいただけたり、お菓子をもらえたりととても優雅な時間を過ごせました。
なんだかんだサービス精神があったので、とてもいい思い出となりました。
帰路
帰路はすんなり帰ることができ一安心ですが、ここで問題が。
それは当初予定されていた時間より2時間も遅延してハノイに着いたということです。
もし飛行機の時間が迫っていたら致命的なミスとなりうるでしょう。
このあたりは格安ツアーの恐ろしさかもしれません。
まとめ
格安ツアーでも十分楽しめますが、問題点もあります。
・言語(英語が話せないとかなりきつい)
・相席を覚悟する
・遅延が常態化
・ピックアップの案内が少ない
これらの問題点を気にしなければ、格安ツアーでも濃厚な一日を過ごせるので、ぜひ検討してみてください。