東工大海外旅行研究所
☑この記事でベトジェットの座席の詳細が分かります!
近年、日本からの観光客を多く集めているベトナム。格安ツアーに参加すると必ず目に入ってくる航空会社が、「ベトジェット航空」です。
とにかく安いんです!
ベトナムのLCCとして、日本や韓国からの観光客を集めています。日本でもHISやJTBなどの大手旅行会社も取り扱っているほどです。
しかしながら、ベトナムへは5~6時間ほどかかり、ベトナムのLCCの会社で。快適なフライトを楽しめるのか、という不安を持っている方も多いようです。
今回は私が2024年8月に友人とハノイを訪れた時の搭乗についてレポートしていきます。悪かった点、よかった点をまとめてみました。
悪かった点
早速ですが、悪かった点からお伝えします。
LCCなのでベトナム航空よりはるかにグレードは悪いですがそれは当たり前のこと。それを除いて不快だってことや残念だったことを紹介します。
LCCなので期待してはだめです、絶対
その1 リクライニングが一切ない席がある
これは史上最悪の座席です。
というのも、ベトジェットの最後部の右翼側の座席は、すぐ後ろが乗務員のスペースとなっており、リクライニング機能が一切ありません。すぐ後ろには壁があるイメージです。
地獄の直角シートのチケットです。いい思い出。
直角シートで6時間を耐えなければならず、ジェットコースターに乗っているような感覚ですね。
はずれ席は、40D 40E 40Fの3つの席です。
この席を引いてしまったら覚悟しましょう。恐ろしいです。
私が搭乗した日は、九州に台風が接近しており、非常に機体が揺れ、ジェットコースターさながらでした。ひらすら嘔吐した人生最悪のフライトとなりました。
せめてもの救いは近くにトレイがあることでした。すぐにアクセスできて難を逃れました。
その2 エチケット袋がない
LCCでも非常時に備え、エチケット袋を座席に常備していることが多いと思いますが、ベトジェットは乗務員に申し出ない限り、エチケット袋はもらえません。
私はひたすら吐き続けたフライトでしたがそういうケースに備え、エチケット袋は常備していただきたいものです。
CA氏に、吐きそうだと、深刻な顔で伝えると、エチケット袋を2~3枚もらえたのでそこが救いです。ともかくアメニティーは少ないので、自分の力で何とかしましょう。
その3 搭乗時刻が曖昧
一般的にチケットに搭乗時刻が示されていることが多いですが、ベトジェットのものは、搭乗の最終時刻が示されている場合があり、余裕を持った行動をとる必要があります。(実態は不明)
さらに、案内も不親切なことが多く、(きっと人手が足りていない)搭乗ゲート付近で待機することをお勧めします。
以上が悪い点でした。なかなかのネガティブキャンペーンとなってしまい、恐縮です。
一方でよい点もあるので、しっかりとお伝えしますね。
良かった点
ひたすらネガキャンをしましたが、ここからは、よかった点をまとめていこうと思います。べトジェットらしいユニークないい点が存在するので楽しみにしていきましょう!
その1 広告が面白い
日系LCCNにはない、この自由さや柔軟さ。見ているだけでにぎやかな感じになりますね。みなさんも一緒にLet's VietJet.
ベトナムの町中にもおもしろい広告がありました
ベトナムの軍服に似た制服とこのノリの良さが噛み合わさっていて何とも言えない雰囲気です。
その2 遅延が少ない
一般にLCCは機体が空港に着いたらすぐに折り返すダイヤになっているため、遅延が発生しやすいのが特徴ですね。
ベトジェットの日本便は、折り返し時間が2~3時間ほど確保されているため、遅延が発生しにくくなっていると思います。
朝の遅延は特に心配不要かも
成田などでの朝の便は余裕があるので問題はないと思いますが、夕方以降は正確な時刻に離陸するかは不透明です。
その3 客室乗務員の対応がしっかりとしている
客室乗務員の英語は意外としっかりとしていて、大体通じました。
さらに積極的に客の手荷物の収納を手伝うことや、声掛けをしているので、乗務員の質はLCCの中でもいい気がします。
やはりノリの良さが生きて活きているのか…
その4 座席の広さは普通
座席はLCCの中でも普通の広さでした。それだけでも十分です。膝と前の座席の間隔は、パスポート縦で約一枚分。
座席の柔らかさや広さは日系のLCCとほとんど変わらないため、気にする必要はないでしょう。ただしリクライニングのない席には要注意ですね。
他のLCCの搭乗記もご覧下さい。
まとめ
以上がベトジェットについての記事でした。
はずれ席を引かなければ、基本的に楽しく過ごせるのがポイントなので座席指定をしっかりとすることが重要ですよ。
ありがとうございました。