東工大海外旅行研究所
☑この記事で韓国のコレールパスの使い方とおすすめの都市がわかります!
はじめに
韓国にはソウル以外にも釜山、大邱、慶州、麗水、大田、光州、木浦などたくさんの魅力的な街があり、それぞれの街をたくさん巡りたい人におすすめなのが、「コレールパス」です。
コレールパスは、韓国の国鉄「コレール」の列車が乗り放題になる切符で外国人が買うことができます。
日本からでもKKdayなどでバウチャーとして引き換えることができ、簡単に手に入れることができるのです。
コレールパスの使い方、元の取り方などについて伝授してまいりたいと思います。
①コレールパスの買い方
コレールパスの買い方は主に2種類。
一つ目はコレールの公式サイトから購入するもの、二つ目はKKday、klookを経由して買うものです。
どちらが安いかは時と場合によりますが、後者の方が安い場合が多いです。
(公式サイト)
こちらがコレールパスの中身です。
「選択」とは好きな日を選んで購入できるもの、「連続」とは連続の日にちで使えるというものです。
公式サイト経由でコーレルパスを購入すると、
このようにPDFファイルを入手でき、これを印刷することで切符代わりになるという仕組みです。
KKDayなどの代理店経由でも、コレールパスのきっぷの番号が得られて上の写真のPDFファイルを得られる仕組みになっています。
これを実際に韓国にもっていけば列車が乗り放題になる仕組みです。
②コレールパスで乗れる列車
コレールパスで乗れる列車について紹介します。
【1】KTX
韓国の新幹線です。
KTXさせあれば、大田、釜山、東海、木浦、大邱などほぼほぼすべての有名都市にアクセスすることができます。
全席指定ですが、空席であれば座席指定をしていなくても乗れるという仕組みになっています。座席指定の方法については後述します。
【2】在来線「ムグンファ」など
つぎに在来線の列車にも当然乗ることができます。
特に、長距離を走る「ムグンファ号」などは使い勝手がいいでしょう。在来線の「ムグンファ号」なども実は全席指定となっております。
他にもマニアックではありますが、「ITX青春」「セウマル号」などのコレール国鉄の列車にも乗ることができます。
【3】観光列車
韓国には海側をはしる「〇-Train」などの観光列車が数多く走っており、コレールパスで乗車することができます。
しかしながら観光列車は一日1往復のものや、都市部からのアクセスが悪いことが多く、使い勝手が悪いのが正直なところですね。
③コレールパスで乗れない列車
つぎにコレールパスで乗れない列車について解説します。
【1】首都圏電鉄
首都圏電鉄とはソウル近郊を走る地下鉄と通勤電車の総称です。
コレールパスで乗れない列車の見分け方は簡単で、自動改札の有無です。
KTX(新幹線)などは、実は自動改札がなく、勝手に乗車できるのですが、首都圏電鉄など都市圏の列車は自動改札があり、コレールパスでは乗れないことになっています。
マニアックな話ですが、釜山を走るコレールの「東海南部線」も首都圏電鉄と同じ仕組みなので、コレールパスでは使えないことになっています。
【2】地下鉄
大邱、大田、釜山などには地下鉄が走っております。
地下鉄はコレールの管轄ではないので乗ることはできません。
マニアックな話ですが、釜山にはコレールの「釜山駅」と「釜田駅」という二つのターミナルがありますが、それぞれを行き来するには地下鉄しか選択肢がなく、課金が必須というわけです。
【3】空港アクセス鉄道
仁川空港、もしくは金浦空港からソウル市内に入るときに誰もが使う空港アクセス鉄道ですが、コレールパスで乗車することはできません。
(800円近くするのでぜひ使えるようになってほしいものですね)
(たびてつアジア様から引用)
乗れる列車は、上の路線図の、「空港アクセス線」と東海南部線を省いたものになりますね。
(例外的に東海南部線でも、ムグンファ号には乗れるのですが…)
④座席指定の方法
それでは座席指定の方法について解説します。コレールでは一日2回まで無料で座席指定を受けられ、三回目以降は座席指定料金を徴収します。
座席指定するには、
①コレール公式HPでチケット番号を打ち込んで座席指定を受ける方法
②駅の窓口で座席指定を受ける方法
の2通りあります。
①の方が確実に前もって予約できますが、予定が変わることもあるので、②でも問題ない気がいします。
三連休などの週末には、KYXの麗水線やカンヌン線などのリゾート路線は混雑するので、前もった予約をしておくといいですが、そのほかは当日に予約することで十分対応できるはずです。
座席指定を窓口で受けるとこんな感じのチケットがもらえます。
一日2回までしか座席指定を受けられないのですが、コレールの列車はほとんどが全席指定です。座席指定をしなくても列車に乗ることはでき、空いている座席にすわれます。
そのような場合、日本でいうところの立ち席特急券を発行してもらう必要はないので、そのままコレールパスのみで乗車できます。
⑤日付選択の方法
コレールパスには日付を指定して使う、2日用と4日用がありますが、どのように日付を指定するのでしょうか。
日付を指定する方法は実はなく、指定席を発行した日が強制的に日付指定されるという仕組みです。
(なので、座席指定を一回もしない日は乗車したとカウントされないので不正乗車ができてしまうという恐ろしい制度でもあります……)
⑥おすすめの都市
ここではコレールパスで行けるおすすめの都市を紹介します。
【1】麗水
麗水はKTXの終着の町。麗水EXPO駅が最寄りとなっています。海が近く、海鮮料理がおいしい街でもあり、日本で例えると江の島とかそんな感じです。
無料で海を見に行ける展望台もあり、筆者超おすすめの都市
【2】慶州
古墳と桜を見られる、韓国屈指の歴史的都市です。
釜山からKTXで20分ほど。
【3】大邱
大邱は観光地が少ないものの、きれいな教会が町に残っています。ちょっとだけ立ち寄るのにおすすめ。
【4】釜山
港町で夜景がおすすめです。
砂浜やタワーマンションのきらびやかな夜景を楽しめる素晴らしい都市でした。
まとめ
韓国はソウル以外にもおすすめの都市がたくさんあり、それぞれ個性的な街ばかりです。
コレールパスを使って韓国を駆け巡りましょう!