東工大海外旅行研究所
☑ANAPocketユーザー向け!この記事でANAPocketの現状と今後が分かります!
※2025/2/3 追記
※2025/3/13追記
- はじめに
- 11/27~ ANAPocketがリニューアル
- ANAPocketの歴史について
- リニューアルは三回に分けて行われる
- ANAPocketの今後は?
- ANAPocketの口コミが悪い理由
- 2025年2月衝撃発表
- まとめ
はじめに
近年注目を浴びていえる「ポイ活」ですが、ANAマイルがたまるポイ活アプリもあり、旅行好き界隈からは親しまれていますね。
それがこの「ANAPocket」です。
ANAPocketは歩いたり列車に乗ったり、とにかく移動することでポイントがたまり、ANAマイルに変換できるという優れものです。
マイラーだけでなく主婦の間でも流行っているそうですよ
月額550円で有料プランを契約でき、ひと月で1000マイル以上貯まるという素晴らしいアプリだったものですが…
近頃、ANAPocket「改悪」と囁かれるようになりました。
TwitterなどでANAPocketの悪口が書かれ、Googleアプリストアの口コミにはなんともひどい罵詈雑言で溢れかえっているのです。
実際に
①ANAPocketがどうような風に改悪されたのか、
②どうして口コミが酷いのか
について考察し、今後について占ってみました。
ANAPocketの最新状況はこの記事で。
【衝撃】ANAPocket さらなる改悪 2025年2月以降の変更まとめ - 東工大EXPRESS
11/27~ ANAPocketがリニューアル
まず改悪騒動の発端は、11/27以降に行われるリニューアルが原因です。
騒動の原因は、
①移動ポイントが激減
②広告視聴が従来の5~6倍に
という2点だと考えられます。
いったん、今回のリニューアル前の状況について整理して、ANAPocketがどのような歴史で、「改悪」と言われるようになったのかを考えてみましょう。
ANAPocketの歴史について
ANAPocketは三周年記念を迎えています。今回は、現在の、1000pで7マイルもらえるという状況になった2023年中旬ごろからの、変遷をたどってみたいと思います。
ANAPocketを始めたことがない人向けに説明すると、①~③でポイントを貯めます。
①移動ポイント
②広告を見てチャレンジポイント
③広告視聴
②がメインでポイントがたまるといったところです。
現在は、1000pで7マイル以上が当たるという仕組み。
2023年8月~
このころは、
①月10万Pの上限
②広告視聴なしのチャレンジがほとんど
③週末のボーナスチャレンジ
④10回に1回はあたり
⑤広告は1回で100Pたまる
というもので、上限まで行くと、月に700~マイル貯まるという設計でした。
広告視聴なしというのがすばらしいですね
2023年12月~
ここで大幅な「改善」が見られます。
①月10万Pの上限→20万P
つまり、上限までいくと最低でも月に1400マイルたまる計算となるのです。しかも当たりも多いという状況。
この上限は現在まで変わっていません。
ちなみに、この時期がANAPocketの黄金期であったと筆者は考えます。
550円を1400マイル以上に変換できます!
2024年4月あたり? ~
この辺の時期から、当たりが少なくなっていたと噂されだしました。
④10回に1回程度当たり→50回に1回程度
ANAPocketが大衆化し、大勢のマイラーが月1000マイル以上を稼ぎ出したためだと思われます。
この頃には50マイルなどの大あたりは、ほとんど見られませんでした。
2024年5月あたり? ~
②広告視聴なしのチャレンジがほとんど→ほぼ広告視聴が必須
③週末ボーナスチャレンジ→廃止
2023年5月から、改悪の歴史が始まりました。
ここからが本番です
ほぼすべてのチャレンジに広告視聴が必須となり、さらに週末には1000P以上もらえるサービスがあったのですが、一挙に廃止されました。
2024年7月あたり~
ここで大打撃となった改悪の象徴的出来事が起こります。
⑤広告は1回で100P→50P
というもの。広告視聴で稼いでいる人には大打撃で、波紋が広がりました。
ちなみにここで歩数ボーナスも始まりました。500歩で広告視聴すると50Pもらえるというもの。
使っている人は少ないですよね…歩数ボーナス
2023年12月~
ここからが現在の流れです。
さらに改悪されるという見込みなのです。
先ほど列挙した、1年前の①~⑤という状況は一変し、ひどいものとなってしまったのです。
しかしながら筆者は完全な「改悪」だとは考えていません。
(2025/3/13追記:完全な改悪でした)
ここからは、2024年12月以降のリニューアルについて分析していこうと思います。
リニューアルは三回に分けて行われる
A 11/27リニューアル
ここでは、チャレンジポイントを獲得するのに、広告視聴を大量に挟まなければならないという事態に。いわゆる、「ブースト機能」です。
従来は1回で済んだチャレンジポイント開放を5~6回しないと雀の涙ほどのポイントしかもらえないというものです。
しかも、スマートフォンの機種によっては広告再生までに時間がかかったり、ANAPocketがダウンしたりして、チャレンジ開放が成立しないというクレームが多いということです。
さらに、移動ポイントも大幅な削減を喰らいました。
電車/車/飛行機のポイントが削減され、徒歩や自転車以外でポイントを稼いでいた人がダメージを喰らいます。
本当に改悪なのか?
しかし、今回のリニューアルは本当に改悪と言えるのでしょうか。
実は従来より改善された箇所もあり、それが、
①従来よりもチャレンジの種類が増えた
②ブースト最大で600P以上もらえる
③あたり確率が大幅に上昇
という3点です。
①についてだと、「徒歩で1km歩く」というチャレンジだけでも実は三種類もあり、さらには「徒歩で500m」というのもあるため、短距離移動でもそこそこのポイントをもらえるようになったのです。
他にも、徒歩2km 3km 4km 5km という風に小刻みにポイントをくれるようになったので、根気よく、広告視聴をしていけば大量にポイントを獲得できるのです。
電車や車についても同様で、短距離チャレンジが増えた点と、小刻みにチャレンジが増加したのはいい点だと思います。
②ブーストを最大化すると、従来の500Pのチャレンジ報酬が650Pや場合によっては2500Pまで行くので、頑張った人は報われるといえる設計ですね。
③さらに当選確率が向上しました。
私もすでに50マイルを二回ほど当てています。これは今までのANAPocketでは考えられないことだと言えます。
(2025/3/13追記 改善された①~③は全て改悪されました)
考察
ANAPocketの設計の変更によって、「頑張って広告視聴をできる人」にはすごくプラスのアップデートになっていることが伺えます。
一方で従来からライトにANAマイルを獲得しようと考えている層には大ダメージですね。
ANAPocketは広告によって収益を得ている側面が強いので、沢山広告の視聴をしてくれる人にはマイルで還元しようとしているはずです。
ANAPocket構造改革ですね
さらにマイルガチャの当選確率を大幅に上げていることも一因ですね。
一方でそこそこ移動だけして、あまり広告視聴せずにマイルを稼ごうとしている人を排除したいという思惑もありそうです。
B 12/11リニューアル
これは「改善」です。
①チャレンジ予約がしやすくなる
②ガチャ回し放題機能
の二点です。チャレンジ予約とは、明日のチャレンジを開放できるというものです。
明日の朝は時間がないから今のうちにチャレンジ開始をさせたいという人向け。
柔軟にANAPocketを楽しめるというわけです。
②のガチャ回し放題機能というのは、1000歩以上歩くと、ポイント消費をせずに動画視聴でマイルを貯められるというもの。実態はよくわかりませんが、広告視聴が苦ではない人にはお勧めでしょう。
12/13追記
ガチャ回し放題で当たるのは∴抽選券∴がほとんど。マイルはあまり貯まらないことがわかりました。
意味ないじゃん
C 12/25リニューアル
最後に第三弾です。
第三弾は超大幅なリニューアルです。
ミッションで獲得で得たポイントは、ポイント上限に含まれないというもの。
いわゆる、上限解放ですね!
これなら月2000マイルも夢じゃない!ということでしょうか。
ミッションとは、「TikTokをインストールしたら10000P」などの協賛ものです。
ハピタスやモッピーの方がマイルが溜まります…
実質、上限解放はなされなかった、というものなのです。
ANAPocketの今後は?
ANAPocketは有料会員を一掃してサービスを停止したいという風な説がTwitterで流れていますが、実際はそんなことはないと思います。というのも、広告視聴をすればするほどマイルがたまる仕組みにしているからです。
しかしながら、従来の設計では対して広告視聴をしなくても月に600マイル以上獲得できてしまう内容で、ANAにとっては頭が痛い存在だったのではないでしょうか。
今後のANAPocketは、広告視聴をたくさんしてくれる人を優遇し、あまりしたくない人は、無料会員に移行させるという流れになりそうです。
ANAPocketの口コミが悪い理由
ANAPocketの口コミが悪い理由は、広告視聴が多すぎる、データが重すぎる、エラーが多い、とにかく仕組みが複雑、というものがメインです。
広告視聴が多すぎるクレームは、ANAからすると無視すればOKですが、データが重い、エラーが多い(広告視聴してもポイントが加算されないなど)というものは無視できません。
特にアンドロイドの端末にそういった問題が見られるそうなので、制度の簡素化は必須であると思います。
特に、歩数ボーナスなど余計な機能が増えてきた印象がありますので、どのように整理していくかは注目に値するはずです。
2025年2月衝撃発表
このような告知文が掲載され、ポイント数が毎月変動するという内容でした。
実際に2月3日時点では、ポイント数がかなり削減されているようです。
フルでブーストしても、450pや550pにしかならないというものです。
以前は550p、長距離だと800とか1000pt以上にまで到達できたのですが、それがまったくなくなってしまったのです。
ますます使いにくくなることが予想されますが、550円を1000マイル以上に容易に変えられるという事業の構造に問題があるのは間違いありません。
近い将来、このペースでマイルを貯め続けられるかどうか、不安定です。
まとめ
ANAPocketは正直大盤振る舞いすぎたため、この流れはしたかないかと思います。今後、どのように改革が進んでいくのか目が離せませんね。