東工大海外旅行研究所
☑この記事で香港からマカオの格安移動方法が濃密にわかります。
はじめに
香港旅行のついでにマカオを訪れたいという人も多くいると思います。一般的に移動方法は3つあり、
①フェリーでの移動 3500円~
②直通バスで移動 3200円~
③バスの乗り継ぎ 2500円~
というラインナップです。
①と②は乗り換えが不要であり人気ですが、費用がかさむ、定員が埋まりがちという難点があり、それらのルートを避けたいという人も多くいるかと思います。
香港とマカオって意外と距離があります
さらに、①~③どのルートでも、香港中心部とマカオ中心部の移動には乗り換えが必要であるため、一番安い③のバスの乗り継ぎルートを提案します。
今回は、格安バスの乗り継ぎで、香港中心部からマカオ中心部の乗り継ぎルートを紹介します。
マカオについてこの記事もご覧下さい!
移動の概略
まず、どこでバスに乗り継ぐのかを紹介します。
第一ステップは香港中心部から「港珠澳大橋香港口岸」を目指します。
港珠澳大橋香港口岸とは、香港とマカオを結ぶ橋の香港の入り口のことです。ここでパスポートを見せて香港を出国します。
第二ステップは、香港口岸から澳門口岸までバスで移動します。
第三ステップは、澳門口岸から中心部までバスで移動します。
これらの移動で、2~3時間ほどかかり、香港から日帰りするには、少々ハードルが高いと思われます。
そのため、しっかりとこの経路を頭に入れて、旅行しましょう。
①香港中心部→港珠澳大橋香港口岸
まずは市内のバス停で、港珠澳大橋香港口岸に行くバスを探します。
といっても市内にはバス停が多すぎて何が何だかわからない状況になります。バスを探すポイントは、空港に行くバスを確認することです。
なぜなら港珠澳大橋香港口岸は空港のすぐ横にあるからです。
代表的なバス路線が、「A21」系統です。
このバスは、市内のホテルが多い地域を通っていくのでバスを見つけやすいはずです。また、10~12分おきに来るのもいいポイントです。
街中で赤いA21表記を探しましょう。
リクライニングやUSBポートが付くバスもあるのでお勧めです。
意外と車窓がきれい
結構車窓がきれいです。工業地帯や香港の港の地区を通るのでワクワクしてきます。
このバスで40~50分ほど移動していきます。
バスの時刻はあってないようなものです。時刻通りに来るわけではありませんが、10~12分間隔で来るのはいいポイントです。
②港珠澳大橋香港口岸
いよいよ港珠澳大橋香港口岸に到着しました。近代的な建物が旅情をそそりますが、ここで一大イベントが控えています。
入国検査が必要となります。
入国検査
港珠澳大橋香港口岸では、「マカオ」に行く人、「珠海(中国本土)」に行く人のためお2つの道があり、当然我々はマカオを目指します。
間違えると大変めんどくさいことになるので、「珠海」という表記には気をつけるべきですね。
珠海は中華人民共和国です
入国検査はいたってシンプルで、パスポートを見せて顔認証するだけでした。手荷物検査などはありません。
乗車券を購入
入国検査が終わると、乗車券を購入します。
昼間の料金は35香港ドルで、これによってマカオまで進めます。オクトパスカードがここでは使えるので便利です。乗車券を購入し、切符を確認すると、いよいよバス停に進めます。
バスの時刻はなく、乗客が揃い次第発車する仕組みとなっているようで、長くても10~15分間隔なようです。
バスは香港式の二階建編成で、こちらもリクライニングがしっかりとついています。
香港口岸→澳門口岸
バスに乗車し、30~40分ほどでマカオの入り口に到着します。
ここの区間は海上に橋が架かる絶景区間で目が離せません。
海の見えない夜は橋がライトアップされて美しい光景となります。
そういえば、右側通行なんですかね、この橋。マカオ、香港が左側通行なので、ちょっと変わっています。
③港珠澳大橋澳門口岸
いよいよ澳門での入国検査です。
香港と同じように顔の認証するだけです。特に事前に必要な書類などはなくある程度スムーズに手続きを終えられました。
飲食店などはなく、コンビニが数件ある程度ですので、食事がしたいときなどは市内まで行ってしまうのが賢明です。
④澳門口岸→市内
ここで、マカオの市内までのアクセスルートを考えます。
澳門口岸には2系統のバスが走っており、「101X」「102X」というXが付く系統です。
101Xは、澳門の歴史地区に行くのに便利で、102Xは、コタイ地区、カジノがあるエリアに行くのが便利な系統です。
101Xでセナド広場へ
まずは101Xについて触れてみます。
セナド広場や聖ポール教会は澳門の北側の島にあり、101Xで「新馬路」というバス停に向かいます。
かなり案内図がしっかりとしているのでそちらも参考になります。
一応、10~12分間隔で出ているので心配はないですが結構な混雑になります。
運賃は6MOP=6HKD、香港ドルでもマカオパタカでも両方支払いできますが、香港のオクトパスカードでは決済できません。小銭の用意は必須です。
ちょっとポルトガル感がある「新馬路」に到着です。あとは道なりに進めばセナド広場に到着です。
102Xでコタイへ
102Xに乗車して「蓮花路」で降りると、カジノが密集するエリアに到着します。しかし、カジノのエリアに直接行くにはもっといい方法があります。
無料バスで直接カジノへ
それがホテルが運営している無料送迎バスです。
ホテルに宿泊しなくても乗車できます。
港珠澳大橋澳門口岸で、一般のバスが発着する場所でないところから出発するため注意が必要ですが、カジノエリア側には10:30~21:00の運行と書いてあるので、それ以外の時間には利用できないかと思われます。
このバスに乗ると、俊足でカジノのあるエリアに到着できるのでおすすめです。ホテルの「ザ・ベネチアン」に到着します。
運行しているバスにも「ザ・ベネチアン」と書いてありますね。
総移動時間は?
結果的に2~3時間はかかってしまいますが、バスを乗り継いでいくルートもなんだかんだ楽しかったです。
フェリーと使ってもいいですが、フェリー乗り場まで移動することを考えたらバスの方がコスパがいいかもしれません。
以上、香港→マカオの中心部への移動方法でした。