東工大EXPRESS

【急行】東工大発世界の彼方行。

【ドイツ】大雨・ミュンヘンからノイシュバンシュタイン城へ。雨の城は楽しめるのか。

 

東工大海外旅行研究所

☑この記事で雨の日にノイシュバンシュタイン城に行くべきかが分かります

はじめに

ドイツ定番の観光地、ノイシュバンシュタイン城。内装も外装も素晴らしい城ですが、せっかく訪れた日が雨予報であったらどうしますか。

今回はあまり語られない、雨の日のノイシュバンシュタイン城がどんな感じなのかをレポートしていきます。

ノイシュバンシュタイン城へのアクセス

一旦ここでノイシュバンシュタイン城のアクセスについてまとめておきます。

ミュンヘン中央駅からフュッセンまではドイツ鉄道で、そこからバスと徒歩でアクセスしていきます。

雨が降った日に問題となるのが、「券売機→ノイシュバンシュタイン城」の徒歩20分の工程のところです。実際に雨の日に訪れてみたので参考にしていただきたいです。

ミュンヘンからフュッセン

まずはドイツ鉄道で、ノイシュバンシュタイン城ふもとの町、フュッセンに向かいます。

切符は日本語対応の券売機で「バイエルンチケット」を購入します。

バイエルン州のICE、ICなど特急を除く列車やバスが乗り放題となり、ノイシュバンシュタイン城に行く交通機関すべてで使えます。

ノイシュバンシュタイン城に往復するだけでも元が取れるのでおすすめです。

明朝5時52分という驚異的な早起きによって旅が始まりました。

一方天気は非常に悪く、先行きが危ぶまれます。

フュッセンからバス

終点、フュッセン駅に到着しました。ここの区間は非電化で気動車2~4両編成の毎時1本で輸送しています。

バス停は駅の真向かいで多くの観光客が集まるので迷うことはありません。

残念ながらバス停に屋根はなく、並んでおきたい人にとっては地獄のような待ち時間となります。

ノイシュバンシュタイン城は山の上

バスで10分ほどたつと、ホーエンシュヴァンガウというふもとのバス停に到着。

すぐ隣がチケットセンターです。

ノイシュバンシュタイン城付近には、ホーエンシュヴァンガウ城という黄色の城もあり、二つの城を観光できるスポットとなっています。

ただ霧でホーエンシュヴァンガウ城はこの有様です。

結局のところ霧雨程度の雨でも、城の遠景を楽しめなくなってしまうのです。

ノイシュバンシュタイン城の楽しみ方として、

①城の内部

②城の遠景

という二つがあり、多くの人は、観光パンフレットに載っているような②の遠景を楽しみにしているはずです。

ノイシュバンシュタイン城は山の上にあり、霧の出やすい地域なので、霧雨程度であろうと容赦なく霧がかかってしまうようです。

雨の中ノイシュバンシュタイン城に行ってみた

気を取り直してノイシュバンシュタイン城まで歩いてみることにしました。

片道20分、雨の中の山登りです。

ちょっとホラー感がある山道をひたすら上っていきます。

気づかないうちにカバンや財布がびしょぬれになります。

展望台へ

道中、ノイシュバンシュタイン城の正面が見える展望台があります。

こちらは雨の日でもそこそこきれいな景色見られます。

ただ、観光パンフレットに載っている写真は別の角度で、さらに歩いた、吊り橋付近でも撮影となります。

城からかなり離れているので、雨の日は城を絶対に見られないでしょう。

こんな感じに霧が酷いと近景ですらままならないでしょう。

馬の糞が邪魔

徒歩ルート上には馬車も通り、追加料金を払うことで乗車できます。

残念なことにその馬車の糞が雨に混ざって悪臭を漂わせます。

これは厳しそうだ。

城内部は通常通り見学可

どんなに雨が降ろうとも、城内部は楽しめます。ただ、城の外観ばかりを期待していた人は少々がっかりするかもしれません。(私もそのうちの一人です)

内部の彫刻はどうやらオペラの有名なシーンを再現しているらしく、オペラファンにはたまらない演出となるそうです。

予備知識なしに城内部をみてもあまり楽しめないし、印象に残らないので避けるべきです。

結論

雨の日のノイシュバンシュタイン城はあまり行かない方がよい、できれば晴れの日に行きましょう。

ただし、以下のような場合ならどんどん行くべきだと思います。

①午後が晴れの日

午前は雨と霧の可能性が高くなりますが、午後が晴れや曇りならばチャンスがあります。天候が変わりやすいためです。

ただ、午後からノイシュバンシュタイン城に行くのではチケットが売り切れている可能性が高いのでそこが難点。

②雪の日

雪の日も景色がきれいなのでぜひ行きましょう。近景がきれいになります。

③フュッセンも観光したい場合

ノイシュバンシュタイン城のふもとの町、フュッセンはロマンチック街道の終点と言われ、ドイツの伝統的な街並みが残る貴重な集落です。

フュッセンならば雨の日でも建物を見たり城壁を見たりして時間を潰せるので、フュッセンの観光も検討している人なら雨の日でもぜひ、ノイシュバンシュタイン城に行ってほしいものです。

フュッセン名物、だまし絵のある城です。ちょっとフォトジェニック。

フュッセンの小川です。妙に青色が映え、美しい景色が展開されます。バイエルン州の南の川はどこもこんな感じで美しいですね。

まとめ

以上が雨の日のノイシュバンシュタイン城のまとめでした。正直、雨の日に行くのは厳しいでしょう。