東工大海外旅行研究所
☑この記事でITAエアウェイズの搭乗の様子が分かります。
ITAエアウェイズとは?
イタリアを代表する航空会社がITAエアウェイズ。経営破綻したアリタリア航空を引き継ぎルフトハンザグループに入るのが決定している航空会社です。
日本路線は、ローマ⇔東京しかなく、またヨーロッパの航空会社の中でも影が薄いためあまり馴染みがありませんね。
ヨーロッパの航空会社と言えばルフトハンザかエールフランスですよね
筆者がローマ→カイロの区間に搭乗した際の印象や快適さについてレビューします。
ITAの評判は微妙?
まずは日本人のITAエアウェイズにたいする評判を見てみましょう。まずは悪い点から。
乗務員のサービスにバラつきがあり、サービスの質が安定していないと指摘する声。飲み物のオーダーを忘れられることがある、とのこと。他にも座席が汚いなどなど。
良い点では、ワインがおいしい、座席が狭いなどなど。
ワインがおいしかったですよ(後述)
目立って褒められたり批判されたりする対象ではなさそうです。ただ、航空会社ランキングや格付けでは上位20位に食い込めてないことが多く、何が順位を下げているのか気になる所です。
座席は意外と広い
それではまず、座席をチェックしましょう。
見てわかる通りちょっと汚いです。座席が黒ずんでいますね。3-3列の古い機体だからでしょうか。
ビジネスクラスです。こちらもちょっと汚いかなという印象。
座席の広さは?
結論、めちゃくちゃ広い、です。ひざと前の座席の間隔はパスポート縦にしたときの1.3倍ほど。JALやANAに遜色ありません。
最後部の座席には注意
最後部の座席はこんな感じでした。
トイレがすぐ後ろにあり、リクライニングが若干制限されます。
それでもよほどリクライニングにこだわりがある人でない限り、気になることはないでしょう。
私は当初この座席を引き当てたのですが、CA氏が気になったら空いている座席に行っていいよ、と言ってくれました。なかなか印象がいいです、ITAエアウェイズ。
しっかりと装飾付きです。素晴らしい。
また最後部座席付近は手荷物を頭上のロッカーに預入できない仕様でした。
↑すでに閉められています。
ここも注意すると良いでしょう。
アメニティーについて
クッションなどはありませんでした。短距離路線だからでしょう。イヤホンは搭乗する際に配布してくれます。
ディスプレイがいい
まずは定番、ディスプレイです。
日本語対応しています。素晴らしいですね。ただ日本人向けのコンテンツが、映画/ドラマ/音楽ともにほとんどなかったので、必要な人は自分で用意しましょう。
ミラノオリンピックを盛り上げるためか、安全確認はオリンピック選手が務めていました。
エチケット袋がきれい
つぎにエチケット袋ですが、
これもカラー使用でした。素晴らしいの一言。そういえば航空券も、コーポレートカラーにしっかりと染まっていて好印象。こういう細部へのこだわりが伺えるのはうれしいものですね。
フライトマップ
フライトマップも見やすくきれいでした。キエフ、オデッサ、ハルキウという旧式表記のままでしたが、仕方ありません。
機内食事情
それではお待ちかね、機内食を紹介します。
今回は、約3.5時間のフライトなので軽食が一回出されただけとなりました。
パン三つ、なぞの野菜、そしてデザート二つという構成です。パンは私の苦手なシーチキンが入っており大変まずかったのですが、一般の方ならば食べられるはずです。
パンは少し機械的な味があるので何とも言えませんでしたが、サラダの味付けや、デザートは素晴らしく、こだわりを感じ取れます。
ワインもおいしい
ITAではワインがおいしいという話をよく聞くのでワインをもらってみました。
甘辛い感じで、機内で飲むワインはITAのものが、一番なのではないでしょうか。素晴らしい出来。
トイレをチェック
まあ普通のトイレです。HOT COLDをちゃんと色で表現しているところには好感を持てます。
窓がきれい
最後に窓がきれいという点も好感度が上がった要因です。(機体によるので何とも言えませんが…)
地中海の島々や、ナイル川がはっきりと確認できます。
これはこれでいい思い出となりました。
まとめ
今回はITAエアウェイズの搭乗レビューをお届けしました。残念だったのは、座席が汚かった点、パンがおいしくなかった点ですが、他は満点です。特に細かい点にこだわって機内空間を演出しているのが素晴らしいと思います。
参考にしてみてくださいね。