東工大海外旅行研究所
☑この記事はサンマリノへの超わかりやすい行き方を解説しています。
サンマリノへ
世界で五番目に小さい国、サンマリノ。イタリアの丘の上を占拠し、独立をひたすら守ってきた、最強の極小国家であります。
サンマリノは丘の上にあるため、また、ローマやミラノ、ナポリなど大都市からの距離も遠いため、のどかな風景や自然を楽しめる素敵な国ですが、アクセスが大変難しい、という難解な点もあります。
今回は、サンマリノへのアクセス方法をまとめていきます。
また、バス停から主要な観光地へのアクセス方法も併せて紹介します。
まずはリミニを目指す
サンマリノへ向かうには、アドリア海の都市、リミニを目指す必要があります。
リミニは、ローマやフィレンツェ、ミラノからのアクセスでは難しく、近隣の都市は、ボローニャとなります。
ボローニャからリミニはイタリア国鉄の各駅停車もしくは快速で60~80分、およそ10ユーロでのアクセスです。
ボローニャからなら日帰り可能
サンマリノへ日帰りで訪れるには、ボローニャからの日帰りが確実です。(というかほぼ必須です)
こちらのイタリア国鉄のサイトで、「Bologna」「Rimini」と検索すると、鉄道の時刻表を入手できます。
ローマ・ミラノからの日帰りは不可
一方で、ローマやミラノからではそもそもボローニャまでの距離が遠いため日帰りは不可となります。意外とアクセスが厳しいようです。
筆者は、ベネチア→リミニ→サンマリノ→ボローニャというルートで訪れましたが、ベネチア6時50分発のフレッチャロッサに乗ったため、ハードスケジュールでした。
リミニでバスを探す
さて、リミニに到着したらサンマリノ行きのバスを探します。
なかなかのターミナル駅であるリミニ。トイレは有料で1€とられます。
リミニ駅は陸側に駅舎があり、駅舎を出て右側に進んでいきます。
チケットを購入
バス停に向かう前にバスのチケットを購入する必要があります。購入する場所は、タバッキーというたばこ屋です。
https://maps.app.goo.gl/QCMxtPRcT3HXjV7DA
イタリアではキオスクやタバコ屋でバスや列車、地下鉄のチケットが購入できる文化があり、リミニ行きのバスも例外ではありません。
青色でおしゃれなフォントが目印です。
駅出て右寄りの正面にあるので発見はしやすいですが、駅舎内に観光案内所があるので、そこで聞くといろいろ教えてくれます。チケットは片道7€。
切符はレシート状になっています。ちょっと味気ない。
時刻表を確認
さて、ここで気になるのが、リミニ⇔サンマリノの時刻表ですが、駅の観光案内所に時刻表が配布されています。また、タバッキーでも時刻表がもらえます。
確認してみると、バスの本数は一日7本。
年末年始の臨時ダイヤでは一日6本という少なさ。
私が知る限り、サンマリノへのバスはこの路線のみなので、絶対に逃さないようにする必要があります。公式の時刻表は以下のリンクから。
Shuttle Rimini – San Marino – Bonelli Bus
バス停を探す
さて、切符が買えたらバス停を探す必要があります。
駅前にもいくつかバス停があるのですが、どれもリミニ近郊の町を巡るものばかりでサンマリノへ向かうバスではありません。
ホテル ナポレオン
バス停は、ホテル・ナポレオンの前にあります。タバッキーから歩いて1分ほど。
https://maps.app.goo.gl/LvfGCo8yzQEvUGZG9
バス停は独立して存在、つまりバス停の周りにはほかのバス停がないので、すぐに見つけられますが、ちょっと不安になるたたずまいです。
もし、バス停の位置が分からなければ、タバッキーや駅前の観光案内所に聞きに行くと、ちゃんと教えてくれます。
バスに乗車
出発時刻の10~5分前にはバスがやってきました。
バスの車内でも切符が買えるそうですがあらかじめ買っておいた方がいいはずです。
バスには、リミニ⇔サンマリノシャトルと独自のロゴが入っているのでワクワクしてきます。
朝のバスだったため目立った混雑はありません。積み残しが出たら大変ですが…いったいどうするのでしょうか。
そういった観点からもバスの出発20分前から並んでおくことはおすすめです。
国境は歩道橋
しばらくすると、国境を迎えます。
じっくりと車窓を見ていないとどこが国境だかわかりませんが、国境には横断歩道があります。
バスに50~60分ほどゆられると、終着、サンマリノバス停に到着します。
サンマリノバス停
サンマリノのバス停は観光に便利な丘の上にあり、城壁まで徒歩10分ほどという好立地。
バス停近くからの風景ですが、立派な山岳国家という印象です。
バス停の詳細
バス停の場所です。
グーグルで「バス停」と検索しても細かな位置はわからなかったので共有しておきます。
割と観光地にアクセスしやすい場所にあることがわかります。
この通りを山の上に向かって進んでいくと、城壁にたどり着き、国内の主要な観光地にアクセスできるようになっています。
なお、帰りのバスの切符は、バス停付近の売店で購入できます。いつくか商店があるので探してみてください。
まとめ
以上、サンマリノへのアクセス方法を紹介しました。
サンマリノへのバスは一日7本という少なさでアクセスは大変厳しいですが、そのぶん、ゆったりとした時間が流れる落ち着いた国家です。
イタリアの観光疲れを癒してくれる国間違いなしなので、ぜひ訪れてみてください。