東工大海外旅行研究所
☑この記事でイタリアのゼネストの様子が分かり、ストライキ時の観光情報をチェックできます。
はじめに
3/8は国際女性デー。女性のための日ですが、ヨーロッパ等欧米諸国は、「ストライキの日」となります。
イタリアの場合、イタリア全土で国鉄が運休したり、地下鉄が運休したりと、市民生活や観光客に対して大打撃を与えます。
国際女性デーの日、街中はどうなっているのか、窓口や観光地の混雑はどうなるのか、気になるところ。
今回は、2025年3月8日のイタリア・ローマの様子をお届けします。
テルミニ駅
まずはイタリアローマの玄関、ローマテルミニ駅です。
国際女性デーの場合、テルミニ駅を発着する長距離列車がストライキとなります。ストライキ時の駅の様子はこちら。
ここは、まさに長距離列車が発着するエリアですが、人がかなり少ないことが分かります。通常であれば東京駅のコンコース並みの混雑のところ、明らかに旅行客やビジネス客が少ないことがわかります。
奥の方のカウンターに列がなされているだけで目立った混雑はありません。
続いて地下街です。
地下街もこの空き具合。
店の売り上げが下がってしまいそうです。なお、ストライキ中とはいえ、駅のテナントが閉まるというようなことはないようで、そこは不思議です。
なお、ストライキといえども、ストライキ中の運行保障列車というものがあり、その時刻が並んでいます。
3/8は移動を避けるべき日ですが、運行保障列車での移動は可能。
ローマ地下鉄
さて、次にローマ地下鉄の様子を見てみましょう。
ローマ地下鉄は2025年の場合、完全な運行でした。
国鉄はストライキするのに地下鉄はストライキが行われません。この違いは一体何なんでしょうか。
なお、ナポリの地下鉄は3/8の前後にストライキをしているようなので、油断はできません。
地下鉄も日曜日の朝にしては少しの混雑でした。こちらは日常通り。
トレビの泉
さて、ストライキ中の観光地はどのようになっているのでしょうか。
まずはトレビの泉を見てみましょう。
朝の八時でこの混雑です。
ローマには大勢の観光客がいるため、ストライキになろうが関係なさそうです。また、地元のスーパーや飲食店は全て日曜日にも営業しているため、ストライキの影響は最小限にとどめられているのでいる気がします。
スペイン広場
スペイン広場は噴水が工事中のため、人がほとんどいません。残念。
サンピエロ大聖堂
サンピエロとには9時30分ごろの到着でしたが、この行列。ローマの巡礼年に当たってしまい、いつもに増して、尋常でない混雑です。
ローマにとどまってしまえば、ストライキは観光客には無縁のようです。
飲食店/土産物屋は閉まるのか
お察しのように、飲食店、土産物屋が閉まるというような事情が少ないようですが、ストライキに合わせて店を閉める場合もあるようなので、そこだけはチェック。ただ、観光に影響はほとんどないようにも思われます。
まとめ
以上、イタリアのゼネスト時の様子でした。移動を伴わなければ、通常の観光はできそうです。