東工大海外旅行研究所
☑この記事で、JAL国際線・エコノミークラス・ヨーロッパ行の最新状況が分かります!
はじめに
今回は2025年2月にフランクフルトまでJALに搭乗したので、最新の国際線機内事情を紹介しまs。
JAL国際線の、特にヨーロッパ行はロシア上空を飛べない関係で、14時間もの超ロングフライトとなっていしまいます。
ただでさえ遠いヨーロッパですが、機内で14時間も過ごすのは過酷すぎるはずです。14時間も共にする、JALの最新のサービスやアメニティーについて触れていこうと思います。
成田空港で念願のJALに搭乗
特典利用で激安発券
今回は成田→フランクフルトの片道の利用です。
JALの8月に行われたJAL国際線マイル減額キャンペーンにより、フランクフルトまで1.1万マイルで行ける特大キャンペーンが行われました。1.1万マイル+4万円での利用です。
搭乗口は平穏
日本人とドイツ人の割合はおよそ1:1。ビジネス客が意外と少なく、観光客が多い印象でした。遅延はやはり少ないようです。
さらには、搭乗口は静寂に包まれています。ゲートは二つですが、スムーズに搭乗できます。
ブリティッシュエアウェイズやイベリア航空とのコードシェアも行われているようです。
【超重要】座席の広さを測定
機内に入ります。通路は広く、スムーズに搭乗可能。
2-4-2の配列です。気になるのが座席の広さ↓
安全のしおりが一枚入らないくらいの広さです。
LCCがパスポート1枚分程度なので、申し分ない幅です。身長が高い人だと足を組んで前の座席にあたってしまうくらいのサイズ感でした。
国際線FSCと比べてもそん色はないでしょう。
気になるアメニティーは?
まずはヘッドフォン。
帰国後も愛用できるど割と丈夫につくられています。
ひもが緩いので触り心地は悪いです。エティハドやエミレーツに比べると、ヘッドフォンのクオリティーは低い印象。ひもの質がとにかく低い。
そのほか、クッションがついていました。
ジュース・お菓子の時間
搭乗後すぐ、お菓子とジュースがもらえます。
安定の亀田製菓です。
【超高級】機内食
それではお待ちかね、機内食事情についてです。結論から言うと、微妙です。理由として回数と量が少ないという点。
2回の食事に1回の間食が用意されていましたが、ともに量が少なく、豪華さに欠けています。
一回目の食事
割と量がありそうですが、シンガポール航空やエティハド航空に比べると、少ない印象。とくに、サラダ類やデザートが少ない感じです。
ただ味付けはしっかりとされていて、食べごたえはあります。
献立表がついているのも珍しく素敵です。
ハーゲンダッツ付き
また食事の後にハーゲンダッツがもらえました。
なかなかいいサービスです。
ただハーゲンダッツのプレゼントは、シンガポール航空などFCCトップクラスの航空会社なら、どこもやっている印象が強いです…
いたって普通のハーゲンダッツですが、それでもサービス水準が高いことには変わりません。
ちょっと残念な間食
パンが支給されます。
ちょっと味付けがきつく不満足でした。
好き嫌いあると思うので、間食に期待するのはやめておいた方がよさそうです。
シンガポール航空の機内食はこの記事で。↓
【2024】シンガポール航空 機内食調査 最新の機内食事情はどうなっている?搭乗レビュー - 東工大EXPRESS
【清潔】トイレ事情
つぎにトイレを見ていきます。
トイレはエコノミークラスでは4つほど用意されています。食後の時間帯はとても混みますが、他の時間帯はさほど混まなかった印象です。
割と清潔感がありますが、特別に、いい印象も悪い印象もありません。
シンガポール航空は、歯ブラシや紙コップのアメニティーがトイレにあったのですが…
一方消毒液やせっけんはしっかりと整備されていて、さすがの一言。
【しょぼい】スクリーン事情
座席のスクリーンを見ていきます。
結論、しょぼかった。
スクリーンに、14時間の暇をつぶしてくれるキャパはありませんでした。まずはフライトレーダー。
地図の読み込みが早く見ていて飽きませんでした。
ちなみに、北極圏ルートでヨーロッパまで向かった模様。グリーンランド上空を飛行しました。
映画・音楽
ちょっと残念だったのが、映画や音楽のレパートリーが少なすぎたこと。
映画は邦画/洋画合わせても60本程度しかなく、日本語吹き替えも少なく、残念でした。他のFCCに比べても少ない水準です。
イヤホンが挿せない?
また画面スクリーンのイヤホンの挿入口が見つからなかったというトラブル。ほかの乗客もイヤホンを使っていなかったので、座席モニターには使えない、そういうものなのでしょうか……
JALのヘッドフォンの、意味なしです。
【JAL国際線】まとめ
今回はJAL国際線の機内レビューをお届けしました。
もちろんサービスや座席は良いのですが、シンガポール航空やエミレーツ航空など、FCCの最上位クラスの航空会社に比べると、少々劣る点が発見されました。
運賃水準も高いので、ヨーロッパに行く際にわざわざ利用する必要はあるのか、という疑問が残ります。
乗り換えがない、というのが一番のメリットですが、14時間乗り続けるのもきついので、中東あたりで乗り継げる航空会社の方がいいのかもしれません。