東工大海外旅行研究所
☑この記事でクフ王ピラミッドの内部の入り方が分かります。
クフ王のピラミッド
ギザには、超絶有名なピラミッドが3つあります。
・クフ
・メンカウラー
・カフラー
通称ギザの三大ピラミッド。その中でも一番でかいのが、クフ王のピラミッド。近くから見る姿も遠くから見る姿も圧巻です。
今回は、クフのピラミッド内部に潜入してきたエピソードを紹介します。チケットの買い方やおすすめの時間帯をまとめていきます。
位置関係
地図を見てください。ピラミッドには2つの入り口があり、
①Giza Pyramid Cairo Pass という北側のものと、
②Desert Fox… という東側のものです。
①では、有名マリオットホテル側の入り口で
②はスフィンクスや安宿が集まる地域の最寄です。
観光バスは基本的に①から入ってきます。
ピラミッド内部に入れるのは①だけ
さて、ここで注意が必要なのがピラミッド内部に入るチケットの購入場所です。現地で買うには、①のゲートのみの対応です。
ピラミッドビューのホテルの多くが②側に位置しているのですが、そこではピラミッド内部の観覧券は発売されておりません。
カイロからのアクセス
カイロからピラミッドを見に行くには、①のゲートにピンを指す必要があります。おおよそ300エジプトポンドで市内から到達できます。Uberなどを活用しましょう。
朝7時からやっている
さて、そんなピラミッドですが、朝の7時から17時までの営業です。かなり朝早くからやっているので、朝活した人にはおすすめです。
ラマダーン期間中は短縮営業
ラマダーン期間中は観光地は短縮営業をし、8時から16時までの営業です。
安宿のフロントのお兄さんは、朝の10時からという大ウソをついています。エジプトらしいエピソードですが、うのみにしてはいけません。
いざチケットを購入
さて、ここからが本番です。チケットを購入します。
Giza plateau - Book Your Tickets
ここの公式サイトから購入するか、当日、ゲートで購入するかの2通りの購入方法があります。
私は現地で①のゲートで購入しました。
さて、料金表です。2025年5月のレートは、1ポンド=3円です。
入場に700エジプトポンド、クフ王の内部には1500ポンド、およそ6600円もかかる計算になります。
恐ろしく高いことが分かりますね。そう、クフ王のピラミッドは尋常でなく高いのです……
こればっかりは覚悟するしかありません。メンカウラーならば280ポンドで入れます。
学生料金はあるが…
学生料金がちゃんとあります。「国際学生証」など見せろと言われず、単純に日本の学生証でOKでした。
購入はクレカのみ
さて、さらにさらに難関ポイント。購入はクレジットカードのみとなります。一時期は、Visaしか受け入れていなかったようですが、現在では多くの国際ブランドが使えます。
JCBも使えるのです…!
驚き。妙にJCBのブランドだけ特大の画像です。アメックスやマスターカードの10倍くらい目立ちます。日本びいきなのでしょうか。
クフ王内部へ
さて、大枚をはたいたので、クフ王のピラミッド内部へ侵入します。
まずは、灼熱の中を歩きます。チケットゲートの目の前がクフ王のピラミッドです。もちろん、ラクダさんのお兄さんに沢山声を掛けられます。
このようにピラミッド横に併設されている階段にしがみついていきます。
青空へ向かう天空回廊のごとく、爽快感に駆られますが、手すりなどはなく、息切れしないか不安です。それ以上に落下が不安です。
妙に日本人が多い
さて、ここで気づくこと。妙に日本人が多い。
ヨーロッパのベネチアや、ミラノよりも明らかに日本人が多いのです。しかも高齢者や女性のグループばかり。
どんだけ日本人はピラミッドが好きなのでしょうか。明らかにおかしい日本人比率。世界ふしぎ発見世代のご老人や、大学の卒業旅行の若者が二大勢力です。
内部のトンネルへ
さて、いよいよこの時。ピラミッドの内部へ突入。その前に、管理人のおじさんにバーコードを提示。
カメラの持ち込みは禁止と一部では言われていますが、おそらく形骸化されたルールです。みんなデジカメをもって写真を撮っています。
内部のトンネル、実は、盗掘されたときのルートを現在は使っているようで、本当の入り口はさらに上側にあるそうで、なんだかロマンがあります。
盗掘ルートなので、岩がごつごつと露出しています。
おじいさんの、痛てえ、という苦悶する声が響き渡ります。はっきり言って面白いですよね、ピラミッドの中でこだまする日本語。
巨大な吹き抜けに出る 「大回廊」
さて、盗掘ルートの狭い道のりを頑張って進むと、巨大な吹き抜けが現れます。いわゆる、「大回廊」と呼ばれるものです。
↑90度反転してしましました…
大回廊、高さが約9メートルもあるそうで圧巻です。
声がこだまし、気分は最高潮。蒸し暑さを忘れることはありませんが、感極まります。
ファラオの間
そして大回廊を約5分ほど登ると、最後、ファラオの間がゴールです。
ファラオはここにいません。博物館に眠っています。
ということで、栄枯盛衰を見るかの如く、無常観ただよう、ピラミッドのゴール地点です。石棺だけが取り残され、写真をむなしく撮られ続けるだけの存在になっております。
非常に暑い
いうまでもなく、「サウナ」です。大枚をはたいているわけですから、長居したいでしょうが、無理です。絶対に。
出口へは同じ道を引き返します。
実際に入ってみた感想
入ってみた感想、楽しい、が、どうしても折り返しなのでつまらなくなってしまうという印象です。もちろん、ピラミッドの壮大さを味わえる絶好の機会ですが、回遊ルートが物足りない印象は残ります。
ただ、すごく良い経験になります。過度な期待はせずに訪れてほしいと思います。
また、朝一番に行かないと人や団体が多すぎて十分に楽しめないおそれもあります。朝7時には貸切状態でしょうから、ぜひ早起きをして、圧巻の景色を独占しましょう。