東工大海外旅行研究所
☑この記事で夜のミラノの様子が分かります
・格安ピザ ・ミラノ大聖堂 ・ジェノバ地区
ミラノ大聖堂
2025年4月4日、深夜のミラノにいます。ミラノの象徴的な場所、ミラノ大聖堂の目の前です。ミラノはファッションやおしゃれの街として世界中から愛されているところではありますが、今回は、深夜までミラノを散策しつくそうと思います。
かなり味がありますね。この風景。
ライトアップをしているので彫刻一つ一つが鮮明に映し出され、昼間よりも迫力が増します。もちろん閑散としているので、感慨に更けながら彫刻とご対面できるという、特典まで付きます。
ミラノ大聖堂は夜もライトアップしているようです。日中はごった返している広場も、閑散とし優雅な景色を独占できるわけです。一人旅は夜こそ動きたいものです。
上の写真の奥の建物がイタリアカラーに染まり、そのとなりが、あの有名なショッピングモールです。行ってみましょう。
ガッレリア
さて、有名なショッピングモールに到着です。このあたりの観光地は地下鉄駅から徒歩30秒という好立地で、夜の散歩に超おすすめなのですが、観光客が増えすぎても困るので、あまり宣伝はしてほしくありません。
おお、首が痛くなる。そして、天に吸い込まれそうな、この対称性。コンパスをもって描いてもかけないであろう、この対称性。圧巻です。
建物をくりぬく
そんなガッレリアですが、特筆すべき点は、建物をくりぬいて入口が作られているようなところ。上の写真を見ればわかる通り、正面は、大きな建物でそこをくりぬいてショッピングモールが始まっています。
例えるならば、慶應義塾大学三田キャンパスの入り口でしょうか。
少なくとも日本国内でこのような建築にお目にかかれることはほとんどありません。
格安チェーン店のピザ
さて、貧乏旅行をしている身なので、昼食はほとんどとりません。ミラノには格安ピザチェーンがあるそうです。海外料理が実は苦手な筆者が食べられる貴重な食物ということもあって、絶対にここで食べておきたいところです。
Spontini 有名ピザチェーン
それが、スポンチーニ。ミラノに4店舗ほどあるそうで、かなり安いとのこと。入念に安いピザ屋を調べてきた甲斐がありました。
https://maps.app.goo.gl/vr8QL8k4Y94DV2PA9
ミラノ大聖堂から徒歩3分ほどのところにあります。
ここで事件。
ピザが分厚すぎ
ピザがでかすぎた、という話。
分かりますか、この分厚さ。一枚700円程度なのですが、調子に乗って2つ頼んだ運命です。店員はなにも教えてくれませんでした。現地民はこのくらい食べるのでしょうか。
とにかくこの状況を打破せねばなりません。持ち帰りを検討します。
店員が日本のピザに驚く
さて、店員に事情を英語で話し、無事持ち帰りが可能になりました。せっかくなので、サイゼリアのピザを見せてあげ、薄さに驚愕。
アルバイトと思しき店員は、日本のアニメが好きらしく、NARUTOの話をしてくれました。ごめん、よくわからないです、NARUTO。
KANA-BOONの歌を歌い始め、そちらはわかり一緒に歌えました。自由ですね、イタリア。
地下鉄で運河地区へ
さて、この次は運河地区を目指します。地下鉄を2本乗り継ぎ、10分ほどの道のりです。
治安がかなり良い
さてさて、そんなミラノですが、夜の治安は「かなり良い」という印象です。
もちろん、スリやひったくりもいるでしょうが、いかんせん人が少ないので、警戒しておけばOK,程度の考えです。
地下鉄と言えば治安が悪いの代名詞でしたが、大したことはありません。
↑ちょっと大阪メトロ中央線に似ている?
なかなかの閑散ぶりです。
Porta Genovaの運河地区
さてさて、運河地区にやってきました。
ジェノバ地区ということで、イタリア海岸の海洋都市と同じ名前ですが何か関係のあるでしょうか。
露店はみなバングラデシュ人
この地区、運河を眺めながら優雅にディナー、というような地区ですが、市民憩いの場として、イタリア人を観察するのにもっていこの場所となっています。
ここで目立つのが、露店の人。みんな黒人なのです。
川のよこにテントを張って、磁石や模型などのお土産屋を営んでいるそう。正体はバングラデシュ人。
どうやらイタリアのお土産物屋はどこもバングラデシュ人にあふれかえっているそうです。
日本から来た、とか言うと喜び、バングラデシュの首都の名前を言うと喜び、値引きしてくれます。
「ダッカ」「ダッカ」
こういうだけで相手が喜ぶのでちょろいものです。ぜひ皆さんもやりましょう。
レストランが並ぶ
このように、ちょっとお高そうなレストランが並んでおります。観光客が少なく、現地民が多いのがいいですね。
水面に、控えめなライトがゆらゆらする、とても情景のあるいい風景ではありませんか。しかも人も少なく、穏やかなイタリアの夜です。
運河と言っておきながら穏やかな小川の感じです。
バングラデシュ人も商売に飽きて、サボりだします。ここは白人とバングラデシュ人しかいない、異様な世界。見慣れると面白いものです。
ミラノの夜、なかなか味のあるところですね。