東工大海外旅行研究所
☑始発のスターフェリーの様子をお届け。

尖沙咀
スターフェリーの始発6時30分のはるか前の5時50分ごろ、尖沙咀のフェリーターミナルに降り立ちました。
香港着深夜2時のLCCから降り立ち、深夜バスを探し回り、車酔いと戦いぬいた尖沙咀の海が気持ちよく感じられます。
スターフェリーは言わずと知れた香港のフェリーで観光客からも絶大な人気を集めておりますが、観光用ではなくあくまでも公共交通機関。地元民の生活の様子を伺うことができます。特に始発は地元住民しかいないのではと勘繰り、朝6時に乗船場にやってきたわけです。

フェリー乗り場近隣はかなり再開発が進んでいるようで、「深夜特急」に描かれている"下町"感や古臭さは何も感じられません。
いざ乗船
早朝の静かな海を眺めながら時間を潰すこと30分。いよいよ始発が動き出す時間です。
今回は1階を選択。わずか4香港ドル。
1階か2階かで運賃が1ドル異なるのも面白い設計ですが、入場口から異なっており、船へアプローチするデッキも分離しているという合理的なターミナルです。

絶妙に感じるこの古臭さがたまりません。床は滑りやすく、潮のにおいを感じます。

座席はおおよそ全て埋まるほどの混雑ぐあいです。
あたりは依然暗く、船の黄色い照明が道しるべのように輝いています。船の配線や操縦室がむき出しになっています。
車窓

さて、そんなスターフェリーですが、乗客はみな眠っていたりぼーっとしていたりと日本の始発電車のようです。
覇気がなく少々近寄りがたい雰囲気を感じます。香港の金融街やバスは終夜運転・営業であり、終電の概念がないため、一日中元気な香港人を勝手に想像している身からすると驚きです。

車窓は薄暗く少々物足りません。
煌びやかなピンクや青色のライトアップは夜だけなのでしょうか。黄色だけの中環は違和感しかありません。
始発のスターフェリーは穏やかすぎて物足りないのですが、活気のない"裏香港"を楽しめるのはこの時間だけでしょう。
中環

終着、中環に到着。誰もいません。


再度潮のにおいを感じつつ、滑りやすい階段を下ります。
ちょっと物足りないスターフェリーでしたが、裏香港を感じるには素晴らしい体験でした。