東工大海外旅行研究所
☑ジュエルを通り抜ける貴重な体験を味わえる

スカイトレインとは
チャンギ空港にはスカイトレインと呼ばれる列車がターミナル内外を走行しています。
ターミナル1,23を相互に結びターミナル間を移動する交通手段として、一日およそ21時間運転されているというおもしろい列車です。無料で乗車できるのも面白いポイントです。
ジュエルの中を貫通できる
さて、そんなスカイトレインですが、ターミナル2と3を行き来する路線は、チャンギ空港名物、ジュエルの中を貫通するという面白い形態をとっています。

こちらはチャンギ空港の地図ですが、青く「ジュエル」と書かれたエリアに線路が貫通しているのが分かるかと思います。これはスカイトレインがジュエルの中を通ることに他なりません。

オレンジ色で上の写真内を縦に貫いているのが該当する路線です。
T2とT3を行き来
この貫通するスカイトレインはT2とT3を結ぶスカイトレインとなります。

実際にジュエルの5階から下を見下ろすと、線路が確認できます。スカイトレインの線路に他なりません。
さて、どんな景色が見られるのか、実際に乗車して確かめてみましょう。
T2→T3 左側の車窓
T2からT3に向かうには左側に滝が出現します。
T3→T2 右側の車窓
逆にT3からT2に向かうのは、右側の車窓となります。
今回は、T3からT2の乗車体験記となります。
複雑な配線
スカイトレインは、T1⇔T2、T2⇔T3(今回乗る路線)、T3⇔T1という主な3路線で構成されていますが、制限エリア内外に同一の路線を持っているため、都合6路線が存在するわけです。(厳密には異なりますが…)
そのため、T3駅からスカイトレインの様子を見てみるとかなり複雑な配線をしているのが分かります。

また、隣の路線と同時出発のこともあり、競争しているかのごとくです。

かなり新しめの車両ですが、三菱重工がかかわっているようです。
ジュエルにさしかかる
さて、乗車してすぐにT2⇔T3の路線は高度を増していき、他路線を上から交差します。そのまま高い高度でジュエルに突っ込んでいくのです。

線路が巨大なドームに吸い込まれていくようでかなり奇妙な体験です。

いよいよ車窓にドームが写り込んできました。
ジュエルを撮影
貫通して約10秒、ジュエルが姿を現しました。

おーー。なかなかの高度を走行しているのが分かります。窓越しに滝が現れている車窓のまぶしさは圧巻です。

滝だけではなく、草木まで青々しく心が洗われる気持ちです。
夜間にはジュエルのライトアップも見られるとのことなので、乗り継ぎなどで時間が余った際にはぜひ。