東工大海外旅行研究所
☑この記事でシンガポールのブギス・ストリートの雰囲気が分かります。

ブギス・ストリートとは
シンガポールのマーライオン公園から北東におよそ2km、ブギスという街の中に、「シンガポール版・原宿」と呼ばれるブギス・ストーリートが存在しています。
マレーシアのブギス族の商業の拠点のような立ち位置で、自然に露店や商店が形成されていった歴史があるそうで、シンガポール独立後もその雰囲気は守られているようです。
飲食店が数件、お土産物屋が数十件並んでいる商店街のようなイメージですが、
・物価が安い
・めちゃくちゃローカル感
・衣類が豊富

などなど、旅行客にとっても、シンガポールの意外な一面を見られることもあって、面白いスポットとなっています。
ブギス・ストリートを散策していきましょう。
屋内の市場へ
ブギス・ストリートといえば、屋内の市場です。簡易的な2階建てくらいの建物の中に、衣料品店やお土産物店がひしめき合っているのが、非常に面白いのです。

上空からの写真になりますが、オレンジ色の屋根の継ぎ接ぎしている様子が、いかにもローカル感が溢れています。
シンガポールにこんなローカル感あふれる建築物が残されているのが意外であります。このローカル感を存分に味わっていきましょう。
ブギス駅からストリートへ
ブギス・ストリートの最寄り駅は、そのままの名で、ブギス駅になります。
ブギス駅はシンガポールMRTのダウンタウン線と空港に直結する東西線という基幹路線の交差点に位置しており、日本で例えるならば銀座線と浅草線が交差する新橋や銀座一帯がそれにあたる気がしています。
ブギス駅の改札を出てすぐのところにブギス・ストリートの入り口があります。
雑多な雰囲気
ブギス・ストリートに入ってみて感じるのが、シンガポールらしからぬ東南アジア的要素です。ごちゃごちゃした屋内の路地に屋台が並ぶというマレーシアやタイのような雰囲気を感じられます。

ただ、ごみが路上に落ちていない点であったり、妙に商品展示のショーケースがきれいだったりと少々不自然感があるのがあるのが面白い点でしょうか。
飲食店は少なめ
さて、そんな屋台街ですが、飲食関連の屋台は実は少なく、ほとんどが衣料品店になっています。

スーツケースなどのカバン類や電子機器関連も一部扱っているようですが、東南アジアの日用品の市場ってだいたいカバンとか衣類になっている傾向がある気はします。
地元の意外だと案外見るべきところは少ないのかもしれません。我々観光客は、店にある衣類を冷かしで見る程度で足早に去っていきます。
屋台で食事
そんなブギス・ストリートですが、数少ない屋台・フードコートで食事をとってみました。
食べログ・シンガポールに一部店舗が掲載されているようです。
Beirut Grill - ブギス&アラブ・ストリート/中東料理 | 食べログ
フードコート
まずはフードコートです。衣料品の店が立ち並ぶエリアの奥の方にあります。席は、100~200席ほどあり、夜22時まで営業していました。

安い価格帯
東南アジアらしいスパイスの利いた味付けや、柔らかく味付けの薄い素朴な肉類が印象的です。1品7シンガポールドル程度なので、まあお財布に優しいと言えるのではないでしょうか。
6店舗ほど
店舗数は少なく、全体で6店舗ほど売っている品物のバリュエーションはありません。ちょっと寂しいフードコートです。

露店で買い食い
フードコート以外にも5,6軒ほど露店があり、東南アジアの伝統的な食べ物を買い食いできました。マカオ・香港のエッグタルトもあります。(2ドル程度)

なんだかよくわからない甘いゴマのついた揚げ物です。これで2ドルなのでかなり安いかと思われます。中身も甘く結構満足しています。
得体の知れない料理を安い金額で色々食べられるのはいいかもしれませんね。
蜜雪水城 MIXUE

有名チェーン、MIXUEもブギス・ストリートの近隣にあります。
ストリート以外にも、マクドナルドなどチェーン店が多く出店してる建物があるので、 町全体として、賑わいがありそうです。
アートも堪能?
そんなブギス・ストリートですが、アートも堪能できるということで、雑多な市場のわき道に入っていくと…

こんな小道に出くわします。
ブギスストリート周辺は複雑な路地を形成しており、その路地にもアートやライトアップ、露店、露店の仕込み所があるのです。

深夜22時ですが、薄暗い中でもライトアップがされており、ちょっとディープなシンガポールを満喫できます。
ライトアップがきれい

ライトアップも結構凝っていそうです。夜に来ると素敵な一面を見られるのです。
営業時間は?
なお、そんなブギス・ストリートの営業時間ですが、特に定まっていないのですが、朝10時ごろから22時ごろの営業店舗が多い印象です。
フードコートは、22時で閉まるとのことなので、雰囲気を味わいたかったり、食事をとりたかったりする場合、22時が締め切りと言えそうです。
ぜひ、シンガポールらしからぬローカルな一面を体感してみてください!