東工大海外旅行研究所
☑イタリアの安宿の特徴が分かります。

格安宿には罠がある
円安も相まってヨーロッパ旅行における「格安宿」の需要は高まっていると感じています。特にブッキングドットコムやアゴダなどのサイトでは、従来のホテル以外の「安宿」も扱うようになっており、選択肢が広がってきています。
2名1室で1泊10000円を切ることがあります。
↓ミラノのホテル

こんな格安ホテルには「必ず」罠があります。よーく但し書きを読まなければ痛い目を見ることとなります。ぜひこの記事を参考にしてください。
①「共用バスルーム」の罠
まずは「共用バスルーム」の罠です。共用バスルームとは、部屋にトイレや風呂がなく、宿泊者で共用のトイレや風呂を使うことです。
日本の大浴場のようなものを想像するかもしれませんが、実態はかけ離れています。
恐怖の共用バスルーム
共用バスルームはこんな感じです!

清潔感はあるものの、ホテルらしからぬ様子。これを宿泊客と共有するのです……
もしかしたら長居されるかもしれないし、すぐに風呂から上がらないといけないかもしれないし…
あまり使いたくないのが実情ですね。
「共用」水道が多い背景
「手を洗いたい」など水道を使うことも多いようですが、それも共用となり、不自由の幅が広がることが多いです。
共用バスが多い事情としてイタリアの降水量が少なく水資源が潤沢でないことや、古い建物をそのままホテルに転用しているため、水道工事が不十分だったという事情があるようです。
②「フロントがない」罠
日本やアジアのホテルではホテルの1階や2階に「フロント」があるのが当たり前です。ヨーロッパの宿はその常識が覆ります。
ホテルの入口がただの扉
ホテルの入り口は「ガラス張りの扉」なんてことはなく、ただの扉です。

中に入っていってもフロントがなかなか出現しません。
そう、フロントは存在しないのです。
【難易度MAX】フロントを探す
建物の中のどこかにホテルのスタッフがいるはずなので、事前に連絡を取り合ってスタッフの場所を探す必要があります。

事前に送られてくるメッセージにフロントの場所が書かれていることが多いようです。
グーグル翻訳は誤訳が多く、自分で頑張って読解することが近道です。
「〇階に上がって、〇号室をノックしてください」などレベルの高いミッションをこなして初めて客室に入れます。
高層ビルが少ないという事情
イタリアの都市の中心部には高層ビルがほとんどなく、古い平たい建物の2階だけを「ホテルに改造する」といった事情があります。
そのため、フロントを置く場所がなかったり、目につきにくいところにフロントがあるのです。
ベネチアは要注意
ベネチアも安宿がいくらでもありますが、「フロント」と「客室」そのものが分離しているケースも多くありました。
グーグルマップでホテルの位置を検索してもスタッフが誰もいないという恐怖体験をします。
ブッキングドットコムやアゴダで事前にコミュニケーションを取るのが大切です。
③ 複数の鍵・パスワードの罠
次に、宿泊した後の話。鍵を複数渡されたり、複数のパスワードを教えられたりします。
建物自体に入る鍵、その後フロントに入るための鍵、そして客室に入るための鍵、と複数段階踏むために必要になるものです。

こんな感じです!
しっかり説明を聞かないといつまでもホテルに入れない、そんな事態に直面します。

イタリアのホテルは終日扉が開いていることは防犯上稀なので、頑張って説明を聞くのが大切です。
④ドライヤーがない罠
風呂はついているのにドライヤーがない、シャンプーがないなど、当たり前のものがない事案も多発しています。安宿ならではの現象です。
⑤ 治安・雰囲気が怖いという罠
最後に治安や雰囲気について。安宿は、古い建物を無理やり改造して作っているためか、近隣住民のすぐ横の部屋で寝泊まりしたり、壁が薄かったりとさまざまな特徴があります。
怖い廊下@ボローニャ
イタリア・ボローニャのホテルでは、廊下が殺風景だったり(下の写真)

電気がついておらず、暗闇の中階段を上下したりと、恐怖体験をしました。
独特な雰囲気のフロント@ローマ
フロントの装飾が不気味だったりと、

なんだか背筋が凍るような体験をします。
頑張って受け入れるしか、安全に寝泊まりする方法はありません。
やばいホテルを回避する方法
やばいホテルを回避する方法を紹介します。
①ホテルの入り口・フロントの画像を見つける
ブッキングドットコムやアゴダではホテルの画像を見られるはずです。
ちゃんと、見つかりやすい入口なのか、フロントなのかを確認しましょう。
グーグルマップとダブルチェック
グーグルマップと旅行サイトなどダブルチェックをすると危機回避できます。
②風呂・トイレ周りの設備をチェック
ブッキングドットコムやアゴダでは、アメニティの有無や風呂トイレが共用かどうかをしっかりと表示されているはずです。
条件面を要チェック

→この場合は、「共用」
絶対に安さにつられて、へんな風呂やトイレのホテルを予約しないようにしましょう。共用バスルームでも、きれいなシャワールームが設置されているケースもあるので、画像で要判断です。
まとめ
イタリアのホテルで幻滅しないように、入念に画像でホテルを確認することを意識しましょう!