東工大EXPRESS

【急行】東工大発世界の彼方行。

世界の鉄道⑬インド3段寝台( AC3 Tier)で向かうアグラ・フォートからジャイプールへの旅 カオスだが人情味がすごい

 

東工大海外旅行研究所

☑今回の区間/アグラ・フォート→ジャイプール・ジャンクション

アグラからジャイプールへの旅

今回の旅は、アグラからジャイプールまで。インド北部のゴールデントライアングルと呼ばれる周遊ルートの一辺をなぞる鉄道旅です。

アグラフォート駅とアグラカント駅

今回の旅のスタートは"アグラフォート駅"です。フォートは"要塞"の意味であり、本当にアグラ城の脇に駅が佇んでいます。日本にも福山城の石垣を解体して福山駅を創造した例がありますがそれに通ずる経緯があるのかもしれません。

アグラフォート駅 インド

アグラフォート駅は、タージマハルやアグラ城への最寄り駅であるため観光には非常に便利。けれどもデリーからの直通列車は別の駅に到着します。

もう一つが、アグラカント駅。ニューデリーからの直通急行やタージエクスプレスなどはこちらの駅発着です。

アグラカント駅 駅前

アグラカント駅は駅前に大量のオートリキシャーが待機して観光客を次々と吸収していくのです。

落ち着いているアグラフォート駅

アグラカントの雑踏と比較すると、アグラフォート駅は時間の流れが穏やか。観光客が少ないことや、デリーなど大都市への直通列車が少ないことが影響していそうです。

アグラフォート駅 駅舎

アグラフォート駅前の様子。タクシーが少なく、赤土色の駅舎を落ち着いて眺められそうです。

アグラフォート駅 1番線ホーム

鉄骨が露出しており、長大編成の列車が待機する様子はインド鉄道らしい風景です。

インドの鉄道は複雑で乗りたい列車を探すのは一苦労といったイメージがつきものですが、電光掲示板に書かれた列車番号と切符の列車番号を照合すると簡単に見つけられます。

アグラからジャイプール チケット

筆者が予約したのはこの列車。アグラフォートを14:35に出発し、ジャイプールJNに18:45に到着する列車です。

クラスは AC3 Tier という三段寝台座席です。

寝台車はカオスでしたが楽しかったです!

こ線橋が美しい

電光掲示板に乗車予定の列車、22988を確認。2番線からの発車なのでこ線橋を渡ります。

アグラカント駅 螺旋階段 こ線橋

こ線橋へ上る階段。汚れつつも、風情のある様子。

こ線橋からの景色がこちら。

アグラカント駅 こ線橋

奥にかすめるアグラ城。RPGゲームのダンジョンのような?風景を味わえます。

三段寝台の乗り心地はいかに

乗車予定の22988列車はアグラフォート始発であるためすでに入線しています。なかなか見つからない寝台客車ですが、ホームをうろうろしているうちに物乞いに付きまとわれます。車両は20両以上つながる長大編成。

車掌を探してもおらず、焦るばかり。ようやく車内に入った瞬間にインドらしさが満点。

インド 三段寝台

インスタでよく【カオス】と言われる風景が自分の目の前に。結構興奮します。

寝台にはならず座席車で運行

インドの鉄道は寝台客車がよく連結されていますが、昼間は座席車となっている関係で、ベッド2つに2~3人をすし詰めにします。

日本の国鉄にもあったいわゆるヒルネですね。

一応全席指定ですが、ヒルネになっている関係でみんな適当な位置に着席します。そのため、初心者にはなかなかハードですが、一度周囲の人とコミュニケーションさえ交わしてしまえば、楽しい時間が待っています。

他の客と仕切りがないのはつらかったですが…

勝手に、最上段に上って寝台にしてしまう人やヒルネ状態を解消して領域展開してしまう乗客もいますが、受け入れましょう。

アグラフォート駅 駅の端にあるモスク

駅の端にあるモスクを車内から見届けてアグラからジャイプールの旅が始まります。それにしても線路の脇にモスクがあって人が歩いているとは、見ごたえのある風景です。

インド ジャイプール アグラ 車窓

インドの田園地帯が広がる車窓をめい一杯に吸収できる区間です。

治安がめちゃくちゃいい

三段寝台ということで寝台列車の中では最底辺のクラスですが、実は相対的にみると(座席車と比較すると)運賃が高めであり、実は治安がいいということが分かりました。

インド 三段寝台 夜の様子

日が暮れると、明かりが少なくなる車内ですが、割とみんな落ち着いていました。貴重品だけしっかりとしておきましょう。

隣の客と仲良くなる

日本人が乗車していると割と話しかけられますが、仲良くしてくれます。インドのいわゆる【ウザい人】とは心の余裕や経済的余裕があるためだと思いますが、みんないい人でした。

インスタを交換し、10ルピーのチャイをおごってもらえました。トイレのTOTOのインドの現地法人で働いている方でした。

インドの夜は暗い

いよいよ日が暮れました。ジャイプールに到着するのは18:45。すっかり夜になりますが、まさに暗闇といった車窓・車内となります。

インド 夜の鉄道駅

暗い駅にも風情があります。

インドの駅は汚いというイメージがありますが、実はどこも有人駅で結構清掃が行き届いていることが多いのが実情です。

ポッポ屋の努力をインドでも感じられて素敵な記憶として残っています。

【雑踏】ジャイプールJN駅に到着

長い4時間30分の道のりでしたが、無事にジャイプールJN駅に到着。遅刻はわずか10分ということで優秀ですね。

久しぶりの大都市にびっくりとするのですが、ホームから尾行してきた客引きに捕まってこの後、痛い目に遭うのでした。