東工大海外旅行研究所
☑ユーレイル・ジャーマンレイルパス2等で元を取れるのかを早割乗車券と比較していきます!

- ジャーマンレイルパスとは
- ジャーマンレイルパスの値段 公式サイト
- 1日1万円が得する目安
- 「もと」を取る技①:小刻みに都市移動
- 「もと」を取る技②:特急が来ない路線で使う
- ジャーマンレイルパスはお得なのか。
ジャーマンレイルパスとは
ドイツ旅行で鉄道を使い倒したい人にとって、ほぼ必須とも言える切符がジャーマンレイルパスです。
「ドイツ国内の列車が乗り放題になる外国人旅行者向けのフリーパス」というイメージで、4日、5日、7日など特定の日数の間、ドイツの鉄道が乗り放題になります。
普通列車から快速列車、そして都市間の特急ICEにも無料で乗車できるという大変魅力的な切符です。
ベルギー・イタリアも一部有効
ベルギーからイタリアも一部ですが有効となるルートがあります。
こちらが公式サイトから発表されているジャーマンレイルパスの利用区間ですが、
ケルン(ドイツ)⇔リエージュ(ベルギー)
ケルン(ドイツ)⇔ブリュッセル(ベルギー)
ドイツ・イタリアを直通する列車に限り、
ドイツ⇔ベネチア
ドイツ⇔ボローニャ
ドイツ⇔ベローナ
などのイタリアの都市にアクセスできるというルールです。
Interrail German Rail Passes | Interrail.eu

ドイツには、ベルリンやミュンヘン、ドレスデン、フランクフルト、ケルンなど個性豊かな都市が広がっているため、ICEで無料で移動するのは大変魅力的です。
どのくらい移動すると、早割の乗車券よりも安くなるのか、検証します。
ジャーマンレイルパスの値段 公式サイト
今回は、2等(通常座席)の大人の通常価格と12-27歳が有効のユース料金をまとめます。
他にもシニア料金やツイン料金がありますが省きます。
| 大人(27-58歳) | ユース(12-27歳) | |
| 3日間有効 | 268 USD = 42076円 | 200 USD = 31400円 |
| 4日間有効 | 305 USD = 47885円 | 229 USD = 35953円 |
| 5日間有効 | 337 USD = 52909円 | 253 USD = 39721円 |
| 7日間有効 | 391 USD = 61387円 | 294 USD = 46158円 |
| 10日間有効 | 488 USD = 76616円 | 366 USD = 57462円 |
| 15日間有効 | 608 USD = 95456円 | 456 USD = 71592円 |
当たり前ですが、15日有効の切符を買った方が一日当たりの乗るべき料金は下がります。現実的な日数で、5~10日間有効の切符を購入される方が多い印象です。
ちなみに、連続した日数で利用する必要はなく、非連続の任意の日付で利用できます。
他にもKKDayや、旅行代理店ヨーロッパ鉄道チケットセンターさんなど、いくつかのサイトから購入できるので料金比較をされると良いと思います。
1日1万円が得する目安
料金表から考えると、大人であれば1日1万円分に乗車できると元が取れそうです。ユースであれば1日8000~9000円で元が取れますね。
それでは、実際に1日いくら分に乗れるのかを早割(1か月前に予約するのを想定)で考えてみましょう。
ベルリンからフランクフルト

一か月前の値段で38ユーロを見つけました。およそ7000円です。時間帯によってはもっと値段が上がりました。
一日1万円分移動するという目安だと、ベルリンからフランクフルトくらいの長距離を移動することになるので、少々厳しそうな印象です。
ベルリンからミュンヘン

こちらも一か月前の早割で38ユーロ。
ケルンからフランクフルト

ケルンからフランクフルトは短距離ですが、20ユーロ以上しました。およそ3700円です。ジャーマンレイルパスは、このように都市を小刻みに移動していくことで元が取れそうです。
ドイツは「早割」が安い
ドイツは早割料金が他国に比べても安い傾向にあります。長距離の列車でも20€程度で移動が可能となります。
ではどのようなスタイルの旅行客ならばジャーマンレイルパスで元を取れるのでしょうか。
「もと」を取る技①:小刻みに都市移動
ケルンからフランクフルトが比較的短距離なのに20ユーロしましたが、ドイツの早割は距離に比例しないので近距離ほど実は割高に感じるケースがあります。
そのため、
ミュンヘン→(約1時間)→アウクスブルク→(約1時間)→シュツットガルト
とか、
フランクフルト→(約1時間)→ケルン→(約30分)→デュッセルゴルフ
ミュンヘン→(約1時間)→ニュルンベルク→(約1時間)→ヴェルツブルク
ハノーファー→ブレーメン→ハンブルク
のように、都市を細かく巡りたい人におすすめなのです!
ICEは座席指定不要
また、ICEは任意指定制となっています。TGVなど他国の鉄道は乗り放題パスを持っていても指定料金をたくさん取られますが、ICEは事前指定が不要です。
ジャーマンレイルパスがあれば、予約することなく自由に列車に乗れるということでストレスからも解放されます。
「もと」を取る技②:特急が来ない路線で使う
ほかにも特急が来ない路線で使うという技。
特急が来ない路線は早割が充実していないため、フリーパスがないとかえって割高になる恐れがあるからです。
例えば進撃の巨人で有名なネルトリンゲン、ノイシュバンシュタイン城があるフュッセンがそれにあたります。
フュッセンの例
例えばフュッセンだと、

ICEではない、快速列車で31ユーロもします。往復すると、62ユーロですから、ジャーマンレイルパスの威力を発揮するチャンスです。
例えば、ミュンヘンに連泊してミュンヘンから若干離れている都市を巡る、とかそういったときにジャーマンレイルパスは有効になりそうです。
ジャーマンレイルパスはお得なのか。
結論、小刻みに都市を巡ったり、特急が来ない小規模な都市を巡る際には非常に有効であると言えます。
残念なことに、ベルリンやフランクフルト、ミュンヘンといった都市だけを巡るのには不向きで、早割チケットの方がお得な場合が多いようです。