東工大海外旅行研究所
☑ゼメリング鉄道の車窓やゼメリング駅の様子をお届けします。
世界遺産・ゼメリング鉄道とは?
オーストリアのウィーンから第二の都市、グラーツを結ぶ鉄道路線です。アルプス山脈のゼメリング峠を越える鉄道であり、世界遺産に登録されています。
この記事では、ゼメリング鉄道に乗車した際の車窓や、ゼメリング駅で下車した様子をお届けします。
「特殊な設備を使わずに峠を越える」という点にゼメリング鉄度の面白さがあります。スイスの鉄道のようにラックレールやスイッチバックを駆使するといったこともありません。これが評価されて、世界文化遺産となりました。
▶世界遺産データベースさんの記事となります。

ゼメリング鉄道のチケットの買い方
ゼメリング鉄道に乗りに行く場合、OMIOのようなアプリで早割のチケットを購入することをおすすめします。
ゼメリング峠を挟む区間のチケットを当日購入すると、30€以上します。
OMIOの早割チケットであれば、ゼメリング鉄道の全区間、ウィーンからグラーツでは10€から購入できます。
また、ゼメリング峠を堪能したいのであれば、途中駅の「ゼメリング駅」や「Breitenstein at the Semmering」を選択すると、良いでしょう。
ウィーンからゼメリングへの旅
今回は、始発駅のウィーンから急行列車に乗車、その後各駅停車に乗り換えてゼメリング駅を目指すことにします。
ウィーン駅からゼメリング鉄道に乗車
始発駅はウィーンHBf。

かなり近代的な車両ですが、こちらがゼメリング鉄道を貫通する急行列車です。
ゼメリング鉄道は登山鉄道でありながら、特急や急行が頻発する幹線部分でもあるため、近代的な車両での移動となります。
筆者が乗車した列車はミュンヘン行であり、ゼメリング峠を経由してミュンヘンまで行くという不気味な経路であります。
ゼメリング鉄道 オメガループ
まずは平野部を進んでいきます。途中のパイエルバッハからは様相が大きく異なります。
線路を見ると、オメガループになっていることがわかります。
釜石線の陸中大橋がごとく形状です。このエリアに差し掛かると、窓の向こうにさっきまで走ってきた線路が見えます。

石造りの築堤が美しい線路です。
遠くにゼメリング・アルプスの山々が見え始める
遠くに雪山が。
近隣の緑の山々との対照が美しく、オーストリアらしい景色であります。

【ハイライト】ゼメリング高架橋
いよいよ、ゼメリング鉄道のハイライトといえるゼメリング高架橋に差し掛かります。
車内からはどのように見えるのでしょうか。

ちょっと木々で隠れていますが、しっかりと美しいアーチを確認できました。
アーチ橋へのアクセス
このアーチを眺めたい場合、ゼメリング駅ではなく、ふたつ手前の
Breitenstein at the Semmering
が最寄となります。
筆者の感想としては、「ゼメリング駅周辺には何もなかった」のでこちらの駅で下車してみるのをお勧めします。

車内からでもアーチは楽しめます。
【下車】ゼメリング駅

ホームが広く、うっすらと雪の残るゼメリング駅です。
ゼメリング鉄道の展示
ゼメリング鉄道関連の展示がたくさんあり、楽しめます。

ドイツ語のみの表示であり、解読はできませんでしたが、ゼメリング鉄道を建築・設計した技師をたたえる内容もありました。

ハイキングコースのルートの表示など、観光案内も充実しています。
ゼメリング駅舎内にも博物館が
ゼメリング駅の中にも展示品があります。

筆者が訪れたのは営業時間外だったため、中は見られませんでしたが、そとから写真を撮りました。

鉄道模型もあります。
あまり景色は楽しめない
残念なことにゼメリング駅周辺には木々が生い茂っているためか、遠くアルプスまで見届けることができません。駅周辺を散策することにします。
ゼメリング駅周辺を散策
ゼメリング駅からは集落やスキー場へ続く道があり、片道1.5kmほどで中心部へ到達できます。
早速歩いてみることにします。
ちなみに、スーパー「BILLA」もあります。

歩いていると、ゼメリング鉄道が崖に張り付きながら峠を上り下りしている様子を見られます。かなり壮大で感動する景色です。

道中には、展望台があり、アルプス側や、ウィーンなど都会方向の景色を楽しめました。

なかなか良い景色です。

20分ほど坂道を上るとようやくスキー場が見えました。
ゼメリング駅は正直おすすめしない
こんな感じで周辺の様子をお届けしましたが、わざわざウィーンから訪れて下車するのは、おすすめできません。
景色はきれいではあるものの車窓で十分といったところです。また、駅からかなり歩くというのも難点です。
ゼメリング駅で下車するくらいであれば、2つ手前のアーチ橋を見に行く方がより思い路いと言えます。
ただ、晴れの日は総じて景色がよく、急行列車が徐行して急坂を登っていく様子を体感できるのは非常に面白く見ごたえがありました。
ウィーンからグラーツへ訪れてみる際などには堪能してみると面白いでしょう。