東工大海外旅行研究所
☑マレーシア・ジョホールバルからマラッカへ。
ジョホールバル
マレー半島をバスと鉄道で縦断します。シンガポールからクアラルンプールへ。今回は、ジョホールバルからマラッカに移動していきます。
前回の旅行記
昨日、シンガポールを望む格安ホテルに宿泊したわけですが、今朝は、ジョホール海峡沿岸のスルタン・アブ・バガール・モスクを目指します。
ホテルのさっぱりとしたフロントを出ていきます。東南アジアのホテルは、妙にさっぱりとしたフロントなイメージがあります。
さて、ジョホール・バルの観光といえば、スルタン・アブ・バガール・モスク。
ジョホール海峡を望む高台に黄色いモスクがあります。ジョホールバルからモスクまでは、およそ2km。当初の計画では徒歩で向かう予定でしたが、どうやら道路に歩道はないそうなので断念。
GRABを導入し、タクシーで向かいます。
Grabでモスクへ
Grabは東南アジアで愛されているタクシー配車アプリですが、筆者が使うのはベトナム以来2度目です。
エジプトのUberでぼったくられてまだ3か月。運転手の言動を常に注視していましたがだまされることもなく、6リンギットを払いあっさりと、降車しました。
東南アジア人は素晴らしいと実感して、チップを2リンギットほど払いました。
スルタン・アブ・バガール・モスク
一見モスクらしくない、西洋風の建物ですが、これが正真正銘、スルタン・アブ・バガール・モスクです。
黄色と白のコントラストが美しく、天頂に向かって伸びるゴシック的要素も含まれる、真新しさが新鮮です。
モスクを半周し裏側にたどり着きました。ヤシの木と塔が融合しなんとも優雅な建物であります。
ポルトガルやギリシャを彷彿とさせる建物で、モスクだとはやはりイメージできません。まだ朝の8時であり、うっとうしいほどの暑さは忘れ、涼しげな風が吹いています。
ジョホール海峡を望む
さて、丘の上にある、このモスク、対岸にはシンガポールを望み、ジョホール海峡が横たわっています。昨日、マカオ航空の機内から見た、あの雄大な?ジョホール海峡です。案外と広いというのが印象です。
鏡のように磨かれているホールがあります。
教会も同様ですが、モスクも様々な角度や視点から見ると、全体の印象や細部の印象が大きく異なることがよくあります。
ラーキン・バスターミナルへ
ラーキン・バスターミナルとは、ジョホールバルの高速バスターミナルです。
ジョホールバル中心部から4kmほど離れているのが非常にネックですが、致し方ありません。ラーキンバスターミナルは、高速道路のすぐそばにあるのが特徴です。
また、バス停が20番線まである他、マックや市場なども併設されているのが大きな特徴で、マレーシア2番目に巨大なバスターミナルと言えます。
https://maps.app.goo.gl/7F8C4HueEwwSgwo66
チケットを購入
さて、ここから私はマラッカを目指します。クアラルンプール行きのバスはいくらでもあるのですが、マラッカ行は15~30分間隔で出発しているようです。
オンライン購入がマレーシアでも浸透しているようで、有人窓口はガラガラです。外国人は専用の列に並ばなければならないようです。また、現金のみの受付です。
現在、朝の8時ちょうどとなっており、8:15や8:30のバスを所望しましたが満席。9:00のマラッカ行きのバスに決定しました。
ジョホールバル→マラッカやジョホールバル→クアラルンプールの主流の公共交通機関は高速バスなので混んでいるのは当たり前のようです。
さながら市場のようなバスターミナル
このバスターミナル、さながら市場のような雰囲気を醸し出しております。
あさですが、魚介や肉類、果物類を販売しています。
マックや喫茶店など多くの庶民派飲食店が並び、1時間を潰すのは容易です。
ブドウを購入。80リンギット程度。あまり甘くはありません。
マレーシアはイスラム教国なこともあってか、一家族最低でも5人いらっしゃり、かなり賑やかとしています。
バスが分からず右往左往
ここで問題が。
9:00マラッカ行きのバスに乗車予定の筆者ですが、該当するバスは、ゲート番号のみの記載。
またバスの本数も極めて多く、バス会社も多様です。私のバスはKKKLという覚えやすい会社ですが、同じ時間帯に7本ものバスが存在し時刻表は混迷を極めております。
一つ一つしらみつぶしにKKKLの運転手に「マラッカ」「マラッカ」と叫びますが、ほとんど期待する返事は来ません。
マラッカに行くと言っていた女子学生5人組に聞いてもどのバスかわからないそう。女子学生とともに聞きまくり、ようやく見つけました。
現地民もわからないオペレーションになっているところが東南アジアらしくて好きですが、いざ当事者になるとむかつくところでもあります。
ようやく、そんなラーキンバスターミナルを離れます。モスクをイメージした金色の屋根が特徴。
マラッカまではおよそ3時間の道のりです。