東工大海外旅行研究所
☑リトルインディアからアラブストリートへ徒歩移動

リトルインディアとアラブストリート
シンガポールは移民によって開かれた街。現在では高層ビルが立ち並ぶエリアも、昔はインド系やマレー系、中国系の商人が行きかう島でした。
そんなシンガポールには、ご存じの通り、「リトルインディア」や「チャイナタウン」、「アラブストリート」などさまざまなリトル〇〇シリーズがあるのです。
徒歩で行ける距離?
今回はそんなリトルインディアとアラブストリートの両方を歩いて効率的に回っていこうと思います。

グーグルマップを確認すると徒歩15分の距離でした。
シンガポールらしからぬローカルな建物や文化の入り交ざり具合を体感していきましょう。
リトルインディアを散歩
旅の始まりはリトルインディア。MRTのリトルインディア駅が最寄で複数の路線が混ざる「インターチェンジ駅」であります。
リトルインディア駅

駅のすぐ横が、もうインドの世界です。
独特のにおい
駅よこの商店街を散歩していくと、

インドらしい店で溢れかえります。
マーライオンから3kmほどの場所にここまでごちゃごちゃした世界が広がっているのかと思うと驚きを隠せません。
観光①ティー・チャイを飲む
インドと言えばティーやチャイです。飲食店がいくつかあるので、入ってお茶を飲みます。
ラッシーは4$と強気の価格設定。後述するアラブストリートの物価の安さとはかけ離れています。

さて、超、激熱な飲み物が提供されました。コップが二重になっているようですが、それぞれ二重になっているコップにお茶を注ぎ合って。何度も行き来して熱を冷ますのだそうです。
シンガポールとは言え、独特な文化は継承されているようです。
インド系の客も多く、物価が高い版・インドそのものです。
観光②メインストリート セラングーンストリート
セラングーン・ストリートを見学します。

写真を撮るのがなかなかむつかしく、車に轢かれそうになります。こころなしか車がうるさく感じられます。
メインストリートに沿って、飲食店やヒンドゥー寺院が立ち並んでいます。
観光③スリ・ヴィーラマカリアマン寺院
いよいよ、リトル・インディアの名物、スリ・ヴィーラマカリアマン寺院です。
https://maps.app.goo.gl/DnpQ12K567QFHnXT9
午前12時までと午後5時からの観光が可能となりますが、しっかりと信仰されている人の多い印象で、リトルインディアはただの観光地ではないことが証明されます。

観光客はついカメラを向けたくなる独特な彫刻群。かなりクセになります。
靴を脱いで礼拝
靴を脱がなくてはなりません。内部の撮影は可能なようです。

熱心な方の多い印象で、若干の後ろめたさは残しつつも一枚写真を撮影。
寺社仏閣で写真を撮りまくる外国人観光客の気持ちもここに来れば理解できるかもしれません。
ドア周辺の装飾が石を活用した重みのある設計になっているのに感動した次第です。
なお、寺院周囲にマンションが立ち並んでいるのはカオスそのもの。
観光④フォーマーハウス
1900年代にたてられた建物です。

https://maps.app.goo.gl/c8dgz5Ur9Hr5boXh7
ここら辺だけ妙にきれいで観光地化されていました。
アラブストリートに比べると、あまり観光地化されておらず、本当にインド系の人がインド流の生活をしているのが肌で感じられるおもしろいエリアでした。
リトルインディア→アラブストリート 15分
ここから、リトルインディアからアラブストリートへ徒歩移動していきます。
さすがはシンガポールで歩きやすい道のりで、どこも歩道がしっかりと整備されています。
市場を経由
道中、リトルインディアの中にある市場を経由します。

仏用品や赤と黄色がうるさいくらい主張をする花々や織物がいくつも売られております。購買意欲は湧きませんが、これらも伝統的様式にのっとった商売であり、なかなか感動をしてきます。
人家が減る

歩いていくと、一瞬、再開発中なのか、人家がめっきりと減るエリアに出くわします。ちょうど写真の中央部の灰色のエリアです。
ちょっと人の往来がなくなり、周囲は灰色という怖い思いをして足早に目的地に向かいます。
東南アジア名物・スコール

ひどいスコールに見舞われました。
ただっぴろい歩道にスコールに見舞われるほど不幸なことはなく、インドからアラブまでの道には、感情や心情を揺さぶられる何かがあるのでしょうか。ひどい雨模様です。
アラブ・ストリート着
雨のため、およそ20分かかりましたが、アラブストリートに到着しました。MRTでは1駅の距離ですが、アラブストリートは駅から歩くため、20分という時間は結果トントンを意味します。
アラブ・ストリートではみどころがいくつか。

モスクの通りをぶらぶらしたり、

伝統的な建物の夜景を眺め続けたりと、贅沢なひと時を過ごせます。
観光化が進んでいる
ちなみにリトルインディアよりも観光化は進んでいるようで、生臭いにおいや路上でのごみなどはありませんでした。散歩のフィナーレには最適かもしれません。
まとめ
20分という距離でしたが、瞬間移動したかの如く、雰囲気の変容を感じ取れました。道中のスコールも相まって楽しい旅程となったのが印象的でした。